お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, October 31, 2006

あとがきOK 

ブログに書いたことは公開後も修正してゆこう。あとがきOK。ちゃんとピラミッドになっていない文章を直してゆくことに進歩があると思うから。

記録の要素とメッセージの要素がお父さんからの伝言にはある。
記録は事実だから改ざんしてはいけないけど、メッセージはより深く考えたもの、伝わりやすいものに進歩させたい。
ピラミッドの「状況」-「複雑化」-「疑問」-「答え」の原則にのっとり、時代背景と時々刻々変化成長してゆく家族の今を前提に、付け焼刃ではない今までになかった我が家の考え方をまとめ、家族の進歩に貢献できるように努めたいからだ。
迷って完璧なものにしてから公開しようと思っていると、いつまでも進まない。まず取っ掛かってから、直しながら進みたい。

Monday, October 30, 2006

歌に何を見た?

クララの文化祭での「さとうきび畑」の歌声の中に、お父さんは沖縄の風景が見えた。周りのお客さんも鼻をすすっていたよ。
ビデオで何度聞いてもいいなあ。

マリアの頭痛

心配の種。寝不足だけならいいけど、動脈瘤などだったら困る。脳ドックを受けてほしい。

ばったり出会った

お父さんの小学校の友達にばったり出会った。一番仲のよかったやつだ。いい一日だったよ。

ガリレオのお父さん

「真理を追究することの大切さと勇気」をガリレオに教えたお父さんに共感する。

宝塚は中間の力

男が見ると宝塚は現実離れをした世界。だけどこんなにたくさんの人を集めることができるのはすごい。
宝塚は男だけでもない、女だけでもない、中間の力。

「コンセプトの時代には、中性的な思考が不可欠」と「ハイコンセプト」という本にも書いてある。
「人は多くの場合、他人と調和する必要があるが、時には孤立することも必要だ。この二つを切り替えられる人が成功するのだ。」
これが中性的な思考。

喫茶店より家で勉強

子ども部屋よりもリビングで勉強することが頭のいい子の特徴。何かの雑誌の広告に出ていた。
お父さんは、なぜかコーヒーショップで勉強するといろんな考えがまとまる。でも、リビングで思索することも大切だね。
君たちが見ていて、自然に一緒に机を囲むようになればいい。

Sunday, October 29, 2006

勉強の価値

自由な人生を送りたいと思ったら勉強は必要。たとえば貧しい国の子は、自由がほしくて学校に行きたいし、勉強がしたい。
だけどいい点取るだけでは役に立たない。
ピラミッドで考えて。

Friday, October 27, 2006

おじいちゃんに怒られた

お父さんはまだまだ甘えている。何に甘えているかというと、おじいちゃんを納得させられるだけの「こうしたらいい」という結論。理由を説明できるだけの事実の積み上げ。不確かならどうすれば確かさが増すかという調査の方法提示。いつまでに達成するという時間管理。これらのことを追求しないでいたこと。

深くしつこく考えることは大変な労力だ。それを惜しんだ結果、怒られたのだ。
仕事や人生の方向性を示すという結論、根拠、具体的なステップと時間の管理。
君たちも同じ事で怒られないように、真剣に生きてくれ。

Thursday, October 26, 2006

ぜひピラミッドで考えて

ヨセフへ。
自分で考えた結論をうまく相手に伝える文章構成、これがピラミッド型なんだけど、これを身につけることがお父さんはどの勉強よりも大切だと思う。
「要するになんなんだ」
「なぜそういえるのか」
「確実にいえないとしたら、何を調べればもっと確かにそう言えるようになるのか」
この3つの質問に答えられるように、まず結論を言って説明する。

ヨセフが人とうまく会話できないとか、反論できないと考えているなら、ぜひピラミッドで考えることを習得したらいい。事実を積み上げた考え方の前をしっかり持っていると、理不尽なことにもNoが言える。相手の立場に立った会話もできる様になる。

その文章構成とはこんな感じだ。たとえば新しい製品の開発。
「世の中こうでしょ。だからこういう風にしたらどうでしょう。そうすればこんな問題が解決できる。買ってもらうのにもお母さんにとって手ごろな値段なので、作る費用はでる。だからもうかって続けていける。
そう考えた理由はこうだ。またこんなことからもそういえる。そしてこの現象を見ても、こういう風にすることがベストだと思う。」

案外聞いてきたことを「・・・らしいよ」とか、「みんな持ってるよ」と言ってるだけだったり、ほのめかすだけで結論がない文章が多い。文学ならいいけど、何も形になったり、解決できない。知ってるだけで考えていなければ、面白くもないんだ。ふんふん言って聞いてもらっているようでも、聞きたい部分はほんの少し。相手に悪意を持っていませんよというサインに過ぎないからね。

親にしか伝えられない

何でもありの世の中。信仰心などの価値観は親にしか伝えられないと聞いた。
ヨーロッパはそんな価値観がまだ息づいているようだ。

3番目はしかられてばかり

ルカもマリアも3番目の子は叱られてばかり。何でその法則が成り立つのだろう?

交渉は盛り上がりと間を置くことの組み合わせ

さんざん意見を出し合って、盛り上がったときに合意に折れる。
お互い一歩も引かないときには、また今度の話し合いということで打ち切ったり、休憩時間にして間をおく。
相手が権力をたてに妥協を迫ったらするりとかわせ。はっきりことわる。
お互い主張が平行線のときは時間がかかる。期限のあるほうが負け。
お客さん相手に買ってもらいたいときは弱い。いいお客さんを探すか、原価を下げてから再交渉するか、商品をほかにないものにする。安易な値引きは体力を落とし、あとできいてくる。
それからはじめから勝てない勝負なら、土俵に立たないほうがいい。

Wednesday, October 25, 2006

夢の国

ディズニーシーは家族みんなが大好き。今回行って改めて思った。
なんでわくわくするんだろう。魅力の秘密はなんだろう。

Tuesday, October 24, 2006

競馬

ギャンブルは場を運営している人が一番確実に儲かる。あとは確率で考えると儲からない。
みんながかけたお金を集めて、その中から場を運営している人がまず自分の給料を引いてしまう。次に賞金として馬主や騎手に払ってしまう。残りをかけた人に分けて戻す。かならず元の金額より少ない金額が配当金総額だ。だから自分の出した金額より少ない金額が戻ってくるということ。
当たるまでずーっとやっていくと、結果損するという算数のお話。でも、当てたときの「何倍」という数字だけが強調される。都合のいい数字だけ。
第一相手のあることで、さらに自分の努力と無縁な世界。お父さんが一生懸命応援しても、実際馬には何も影響ない。あなた任せのみ。確率を高めることもできない。
当たったときにやめると儲かる?やめられないのが普通。やめさせない仕掛けもいっぱいだ。
たとえば掛け金を貸してくれる人。気軽に貸してくれるというと、自分のお金がなくなっても借金して取り返そうとする。借りれるだけ借りて大きく負ける。そのときに要求されるのは貸したお金と負けた支払いと利息。傷口が広がっている。
お酒は「もうこれ以上飲むと体が持たない」というようになるので、それ以上借金はしない。限界がある。
ギャンブルは「もう借りると体が持たない」ということはないので、限界がない。うかうかしていると首が回らなくなるか破綻してしまう。ルカは携帯料金でよくわかってるよね。
気をつけようね。

初めてであったのはTさんのブログ

ある勉強会の会合で知り合ったTさん。普通のサラリーマン。ときどき自分の会社で進めている、会社を活性化させる方法の導入経験を、ほかの会社で発表している。
Tさんは自分のホームページに、いろいろな時の話題を自分の経験を当てはめて考え、独自の解釈を書いていた。今で言うブログだ。
自分の解釈をもって考え、発表するって、すごいことだなあと憧れていた。昔の傑出した経営者、たとえば松下幸之助さんとか本田総一郎さんも、自分の解釈を本にしていたなあ。借り物でない自分の見方がある人ってすごいと思っていた。
お父さんがブログを書くようになったのも、身近にTさんがいたからだろうな。
コメントをもらうことよりもなによりも、憧れていたことを実行できることがうれしい。

どうせだめなんだの心理

どうせだめなんだと考えて、何か得なことでもあるのか。
つい自分を偽って、うそまでついてしまうことになってもうれしいのか。

通過儀礼

反抗期もそう。悪ぶってみたり、口が悪くなってみたり、おしゃれが気になったり。
自分も通ってきた道がある。
通過儀礼をどうすごさせるか。

何で今までなかったの

こういうものをたくさん生み出すのがお父さんの夢。
やられたなあ。誰かがこう言ってくれたら快感。

読んだままと経験に当てはめた場合と

本を読むと刺激になる。いろんな考えが浮かぶ。すばらしいと思ったことを話してみたくなる。ところがそのまま話すと、いかに消化不良かがわかる。肝心なことをたくさん忘れている。それに「だからどうなんだ」と思われてしまう。
まず読んだ順、つまり時間の順に並べて話してしまう。要は何なのか。何に感激して話したくなってるのかがぼけてしまう。
自分で話していて疑問が湧いてきてしまう。本当にそうなのか?
たとえ話が身近でなくて理解してもらえない。自分にはわかっていて興味のあるたとえでも、聞かされている人にはつまらないことが多い。
すぐに話さずに、自分の経験に当てはめてじっくり煮込む。頭の中だけでは時間がかかるので、相手を思いながら書いてみる。これでやっと自分のものになる。
本はここまでやって元が取れる。たくさん読んだって、えらいってもんじゃないんだ。形に残らない、知っているつもりの自己満足で終わる。

途中で見せられない

作品を作っているときは早く完成してみてもらいたいけど、途中で見せてもあまり評価されない。最後に魂を入れて初めてその力があふれてくる。
戦略も途中で話してしまっては頓挫することがある。ライバルが戦略を知って手を打ってきたら、せっかくやってきたことが無駄になる。
一生懸命やっていることを途中で見せられないというのは、孤独感があるし、結構がまんが必要でたいへんだ。チャレンジする人はみな経験すること。
一点の希望だけを見つめているから、乗り切れるんだろうね。

自分を超えてふらつくな

今まで思っても見なかったことや大きな話を言われて、実力不相応に振舞い足を踏み外す。ありがちな話。常に2ランク上の立場を意識して、考えをめぐらせることが出来たら踏み外さないと思う。
世の中には自分を踏み外す甘い言葉やわながたくさんある。行動の枠組み(範囲と考え方)についての原則をしっかり持とう。
ISOでも会社経営でも理念や方針がなぜあるのか。「社長がえらそうに言うこと」、「額に飾っておくためのもの」かと思いがちだけど、たくさんの人の意見がとんでもない方向にいって「なんでもあり」と収拾がつかなくならないようにするため。はじめに方向性ありきが必要。
ちなみになんでもやり放題で文句を言うと、「冗談だよ」とこどもだったら言うかもしれないけど。言葉の裏には「冗談がわからないのはおまえがわるい」というすり替えがある。「みんなやってるよ」も同じ。大人だと「常識だろ」。つまり仲間はずれ。これはいじめの常套手段だ。

Monday, October 23, 2006

家族しか出来ないはず

根気よく見守り続けること。
価値観を育てること。
人間への信頼を育てること。

Sunday, October 22, 2006

コーチの仕事

コーチの仕事は地味な基礎トレーニングを工夫して続けさせることだと思う。
天才は自分で興味を持って追及してゆく。まわりは邪魔しないことが大切。
普通のこともは興味がいろいろなものに移ってすぐ飽きる。飽きさせないように基本のトレーニングを続けさせるのがコーチの腕だと思う。
どうすればいいコーチになれるか。

結果と提言まぜるなキケン

仮説と結果、結果と提言を混同することがある。建物でも不完全な構造は崩れるもと。
では、具体的にどういうことをキケンといっているのだろうか。

ラストコンサート

クララの学園祭でのラストコンサート。可能性を感じさせるすばらしいものだった。

結局説得できるまで調べてなかった

お父さんの仕事のやり方で失敗だったのは、事業計画をしっかり立てなかったこと。
おじいちゃんに「どうせそのとおりには行かない」と言われたことから、それはやっても無駄な努力と理解したから。しかし今言われているのは、「売上目標の計画は立てているのか」。資金繰りを急に言われても対処できないという理由から。
基本的には場に応じて対処するという考え方となるので、大きな投資のできない、小売業で徐々に大きくするしかない考え方だった。この考え方では改良はできても、今までのものの商品需要がなくなった局面では改革はできない。

お父さんは仮説検証の大切さを、無駄な努力で面倒だと言う理由からやっていなかった。
またピラミッドに考えて考えぬいて足りない情報を明らかにしたり、どうしたら証拠が得られるかを明らかにしないまま、「頭の中には計画がある」と逃げていた。
計画を具体的につめていく努力つまりしつこく考える態度と、ピラミッドで考える方法論の勉強、すべて実験と事実にもとづいて考えるということが実験室の中の科学だけでなく、経営にも当てはまるという意識がなかったことが原因。
証拠を突きつけて計画の実現可能性を説明できなかったら、大きな投資なんて当然無理。失敗の検証も反省もできない。
いつもこれを考えて発表していたら、言っていることの正統性が確立として積み重なってくる。信用になって大きな投資もできるというものだ。
残りの人生で常に考えをまとめて発表し、自分の信用度という価値を高めよう。今からでも遅くないと思っている。

言い分

ルカの言い分。お父さんやお母さんは思い込みで聞いたらだめだ。つくづくそう思っている。

Saturday, October 21, 2006

クララのファンクラブ

クララが「いくらやっても才能ある人にかなわない」と無力感に襲われたとき、まわりの人がすごく見えて自分は何やってるんだろうと落ち込んだとき、どれほど多くの人たちが君に憧れ、君のファンだということを教えてあげたい。
受験がひとつの例だけど、広い世界へ羽ばたこうとするときにはかならず不安や恐れが付きまとう。見えない相手への不安。受かるしか期待にこたえるすべがないと思ってしまう。合格という結果にしばられる。
お父さんやお母さんはそんなことはどうでもいい。結果だけを期待してない。長い人生、いいときもあれば試練のときもある。君の希望を信じて輝いている姿を見るのが幸せなんだ。
クララのファンクラブの人たちも、きっと同じ気持ちだと思う。今のままでいい。

書き出すことの効用

書き出すことで、考え方の道筋を組み立てやすくなる。考えてることは抽象的でもやもやしているけど、言葉にして書き出すことでお互いの関係がわかりやすくなったり、似たものを寄せ集めやすくなる。ひとつの考えというまとまりに再構築しやすくなる。
どうすればいいかわからず堂々巡りしているときは、心にあることを書き出してごらん。

驚きのバーバラ

ドラマで会社の上司らしい人が部下を前にして言うシーン。
「君のこの報告書、なってないよ。明日までに書き直して来い。」
お父さんは漢字が間違っていたり国語の勉強不足が原因と思っていたのだが、今は違う原因があることがわかった。相手に伝える構成ができていなかったり、自分の意見が書いていない報告書だったのだ。
考える手順や、「要は言いたいことはなんなのか」を相手の理解の順にそって書く方法を、日本の学校はトレーニングしていない。ドラマの上司ですら、どうすればいいか指導は出来ないと思う。
バーバラミントの「考える技術、書く技術」は伝える極意、自分の意見の考え方の基本に立ち返って解説してくれている。驚くほど役に立つ本だ。
お父さんはブログを書くときにこの本で学んだことと照らし合わせて、自分の考え方を磨いてゆこうと思っている。
これからの時代、特にクララやヨセフ、ルカにも身につけてもらいたい、大切な財産になるものだ。
「いじめにはどう対処したらいいのか」
「どんな勉強をしたら、自分の人生の宝になるのか」
「もうけるにはどうすればいいか」
「たくさんの人に共感してもらうにはどうすればいいか」
答えのあることを憶える知識詰め込みの授業はすぐ忘れる。考え方の基本を身につけたら、正解のない問題がたくさんあるこの世の中で役に立つ。
世界中の人とコミュニケーションすることが出来る。単語より中身だ。考え方だ。

酒の席と質問のしかた

酒の席はつまらない話が多い。お父さんはときどき時間の無駄と思ってしまう。本当はもっと一緒に飲んでいる人の経験や、知らない仕事の世界を知りたいのだけど。質問しだすとほかの人が浮いちゃう。飲むんだったら2、3人までで飲むのが面白い。
アメリカでジャズプレーヤーの友人に飲みに連れて行ってもらったときのこと。「ここではみんなひとりできて、黙ってのんで帰る。日本みたいに何人か出来て、しゃべらない。」確かにみな入ってきた人をじろっと見た後、またひとりでグラスを傾けていた。

ジャズとクラシック

ジャズはサッカーと似ている。
クラシックはなんだろう。

静岡で乗り換えた新幹線

マリアがいつもお父さんに言ってること。「お父さんは動じない。」これはきっと15年くらい前のあの日、新幹線に乗り遅れた出来事から始まったんだと思う。

興味アリのときの外人

外国の人と話をしていて、相手の興味のある話になると急に口数が減るようだ。鋭い質問が返ってくる。息を呑んで答えを聞き出そうと待つような。雰囲気ががらりとかわるのだ。

大企業と中小企業

下請けで楽してきたので、中小企業は考えない。大企業にいいようにされるところが多い。建設業のような古い体質のところほどその傾向が強い。
強みを持った元気のいい中小企業が一番いい。

ゴルフ多い世代

なんだか50あたりになってくると、改革の意欲が減ってくるんだろうな。久しぶりに娘の学校のお父さん達と飲んだ。ゴルフ談義に花が咲く酒の席。
娘の小さいときは娘の話題がお父さん共通のものだったけど。
酒の席って言うのは、もともと他愛のない話で流れるもの。それなら親しい人とたまに飲んで、知らない仕事の世界の話をしたほうがいいな。

スーッと出て行った

夏休みの先生の努力のおかげで教室に出る自信が付いてきたヨセフ。今まで朝起きれなかったのが、この頃は朝も早起きになってきて、今日は学校へスーッと出て行った。
中間試験の勉強も手を借りずに自分でやっていた。
試験後ちょっと落ち込んだが、また気力が復活してきている。

韓国企業との契約

いい物を見つけたときは先払いで買うことに同意さえすれば、何も問題はない。
独占販売するときは、それ相応の売り上げ保証をしなければならない。
売り方の日本での強み、戦略を聞いてくる。
物でないとき、ソフトなどの場合は守秘契約などが必要。
「このくらい年間で使うと思うから安くしろ」という、日本的上下関係を持ち出すのは通用しない。対等に契約での保証が必要。
値段は発注数量にあわせて安くなる表を明示してくる。
売り先は世界中にあると構えて、対等に交渉してくる。
品質は見てチェックしてほしい。初期不良は交換するというスタンス。不良率ゼロとは言わない。
海外の世界に目を向けている企業の行動パターンだ。

大きな物語と恐れのお話

カトリックの司祭のお話を聞いて、落ち込んでるクララにぜひ伝えたかったこと。

「すべての苦しみには意味がある。」試練に意味があるということを信じなければ生きてゆけないということ。
そんな中で「もう大丈夫。あなたは愛されている」と言ってもらうことが大切。
恐れるから、信じないから気がつかない。恐れは理屈では超えられない。
恐れが生み出すさまざまな災い。たとえば戦争がひとつの例。むこうに大量破壊兵器があると恐れた結果。
恐れを超えるのは信じることだけ。
あらゆる困難の向こうの希望を信じて。
打ち勝つということがこころの中に生まれた瞬間の喜びを味わってほしい。
すべて信じることに身をゆだねた時に楽になる。自分はどうでもいい、伝えるという目的を達成したいと強く思ったとき、恐れを超えた。
もしもうまくいかなくても、「でもそれが自分、事実だから。またそこから出発しよう」と考える。
自分が大きな物語の中を生きているんだと考える。おばあさんになったときに、その物語を「あのときはこうだったねえ」と振り返ることができる。

現代は親しかこのことを伝えられない時代。

Thursday, October 19, 2006

他人の人生を生きるなよ

本当に納得しないで言われたとおりにやる。
何も疑問をはさまないで、ただ相手に合わせてやる。
初めてのことを先輩から教えられたとおりにやる。
意味を考えずにやる。
仲間はずれになりたくないからやる。
今かわいそうだから。
すすめられるから。
だけど君の1度だけの人生。
今の周りを見ての行動しかしていないとしたら、上のどれかに当てはまりやすいだろう。
その先の夢、その先の人生を描いて今を生きたいものだ。
自分の地図を作れよ。その地図に必要なことを聞いたり、みて確かめたり、学んだり、正しいか考えること。
さぼるなよ。

クララは話す構成を学ぶチャンス

クララは語彙のなさが気になるようだ。だけど、言葉を知っているだけじゃだめ。話すことの構成が大切。クララはそれをもっと磨くチャンスだと思う。語彙の多さより内容の構成。
ピラミッドストラクチャーをいつも心がけてごらん。

思ったほど面白くない

30年前に大学に入ったときの第一印象は、「思ったほど面白くない」。
授業中にしょっちゅう後ろの扉から人が出入りしているのには驚いた。これは哲学の時間。なぜか哲学には少し興味があったから。教授もずっと本を棒読み。やる気も何も感じられない教室の雰囲気に失望した。社会人になって受講したプレゼンテーションのコースのほうが、よっぽど雰囲気がよかった。学生と違って、社会人は問題意識が強いのか真剣だ。今はどうだろう。
クララ。大学にはいるならアメリカの大学のほうがいいよ。日本の大学にはあまり魅力を感じていない。

Wednesday, October 18, 2006

旅先からの手紙

旅に出ては、色々な人に手紙を書いた。
旅の途中で出会った人。お世話になった人。アルバイト先。
お礼状だけでなく、色々感じた思いを載せて書いた。
心の赴くまま何通も書いた。アフリカからもたくさん書いた。
電話で用件が済む時代だったけど、旅先からの手紙は特別なものだった。

月日は過ぎ、仕事をするようになってすっかり手紙も書かなくなった。もう電話中心の時代だと思っていた。
7年位前から海外との仕事の関係が始まって、メールでやり取りするようになった。毎日のように手紙を書いている。英文のビジネスレターなので、確実に意図が伝わることを心がけている。
こんなに今メールを書くようになるなんて、昔は思っても見なかったなあ。それにブログだなんて、時代が変わると何が起こるかわかったもんじゃない。

しばらく地味な時間

お父さんはしばらく地味な時間を送ろうと思う。憧れに対して素直になり、やってみようと思うから。残り人生が少ない。だからといって年をとりすぎたとあきらめたくない。
実際仕事のやり方もインターネットを使ってのやり方へどんどん置き換わっている。生活もだ。例を挙げるとネットショッピング。どこに売っているかわからないものや、値段を調べたいものはネットショッピングを利用する。東京で売っていようと、愛媛で売っていようと支障はない。
ということは、今までの経験をインターネットを通じた仕事の仕方に置き換えること、つまり企画力、設計力がカギだ。それがなければ自分の存在価値はとても安くなる。
逆に今までにないインターネットを使ったやり方を設計するのだから、若者も中年もスタートラインは一緒。あきらめる理由は何もない。
ということで、元気になってきたお父さんでした。

Tuesday, October 17, 2006

英語の試験結果

ヨセフは前よりはわかったそうだ。
ルカは高得点。

Monday, October 16, 2006

見せられる形にするまで

長い道のり。「めんどうなので、なるべく手間をかけずにすませたい」というのとは対極にある態度。ひたすらしつこく納得がいくまで作品を仕上げてゆく。だからそこに愛着も湧く。
発表時間の13倍くらいの時間は十分語れるくらいの内容の準備が必要。それには発表の70倍くらいの時間を準備にかけることが目安になると思う。
毎日宿題で四苦八苦している君たちには無理だと思うかもしれない。だけどプロはそのくらいの事をしている。芸術とかスポーツを考えてごらん。みなそうやってるよ。
たとえばクララの練習。クララは週5日、4ヶ月間発表会のために練習した。時間に換算すると約240時間。発表会のプログラムはたった20分間。そのために実に720倍の時間を費やしている。
好きなことに熱中するのでなければやってられないよ。

美人コンテスト

美人コンテストは他の人が納得するような人を選ぶときいた。自分の好みで選ぶのではない。言い換えると、無難な線で選ぶということか。
あるコンサルティング会社は採用試験のときに、面接官全員が「採用」という人はとらないそうだ。その逆に、面接官一人でも強く推薦する人がいればとる。
今はどちらかというと、美人コンテストの対極を考えるほうが成功する時代。
こう考えると美人コンテストに落ちてもがっかりすることはない。
飛びぬけた才能。もちろん人知れず努力を重ねた結果だということも忘れてはいけない。

中学の英語教科書はためになるなあ

前置詞の使い方とか文法的なことで忘れていることは案外と多かった。
ヨセフの試験勉強に付き合っていて中学の英語の教科書を読んだとき、ためになるなあと思った。
同時に「こんな言い回しをイギリス人やオーストラリア人のパートナーが、ビジネスで使っているのをほとんど見たことが無い」という文もある。

Saturday, October 14, 2006

黒板は写さない

先生はあれなんていってたっけな・・と、あとで一生懸命思い出そうとするほうが身になる。思い出せなくて後悔しても。いざとなれば友達のノートがある。
それよりよく聞いていて、質問したほうがいい。疑問点だけメモしたほうがいい。ノートにピラミッドストラクチャーの絵を書いたほうがいい。
お父さんの、旅にカメラを持っていかなかった頃の経験から。

本の端を折る

読んでいて気に入った言葉があると、まずそのページの端を折る。
読み終わったときに、折ってあるページの気に入った言葉を読み返してみて、まだいいと思っていたらボールペンで線を引く。
君たちにもこの共感したことを分けてあげたいと思ったら、自分の経験とあわせて自分の言葉にして、そして語り、ブログに書く。

しろのおじいちゃんは本が好き。図書館で借りてくる。だから本を折るのは嫌い。
お父さんは本を買う。だから思いついたまま、本にもいっぱい書き込みをする。
もったいないって?ブックオフに売れる?じゃ真っ白な教科書と、マーカーでいっぱいの教科書とどちらが価値がある?どうせ他の人に「読めよ」と貸しても、読むもんじゃないから。売っても価値は10分の1。
本ってやつは。気に入った人だけの、恋人みたいなもんだ。

洗濯と千代ちゃんと壁打ち

無心になってやる修行のようなもんだ。

プロポーズはえいやっ!

お父さんは日曜日に多摩川の河原に遊びに行くような家族が作りたかった。だから雑誌から抜け出してきたような美人でかっこいい恋人というより、いいお母さんになれる人と一緒に暮らしたかった。もうひとつの条件は、世界中どこでも住むのに抵抗が無い人。

そしてマリアが現れた。もしかしたらもっとすばらしい人があとから現れるかもしれない。経験したことの無い場面では確証が得られるまで、いくつも証拠を積み上げたくなる。それではいつまでたっても決断できない。確証ってどこまでいったら得られるものなの?自分の中に基準はあるの?そんなときはある時点で「えいやっ!」だ。決断。
人には添ってみよ。

思いを語るタイプと詰めるタイプ

坂本竜馬と小栗忠順。竜馬は思いを語るタイプ。小栗は詰めるタイプ。
思いを語るだけでヒーローになったのでは、すぐ行き詰まってしまう。理論的に物事を詰めて、計画的に実行することがなければ蛮行。時代はすぐに逆戻りしてしまう。
フランス革命がそうだったとは知らなかったなあ。
考えて考えて詰めて実行してゆくことは地味だけど、流れを支えるのはこちら。
最近も会ったけど、途上国の、えらい人の名を語る人ほど中身の無い者はない。

取り残された時間を利用

半端な時間はたくさんある。たとえば相手のあることは、返事があるまで時間がかかることがある。その間取り残されたような感じだ。だから早く返事をくれと急がせる人は多い。
深く考えるのに、この半端な時間は好都合。ただし、時間の進捗管理をいつも考えておかないと。その計画性がお父さんはちょっとかけている。

英語でブログ

英語でブログを書いてみたい。物語で表現するように出来たら。
世界中の人はなんて思うだろうな。

お疲れクララ

朝起きれなかったクララ。お疲れ様。いつも遅くまで練習してるけど、疲れないわけないと思ってた。お父さんは週6日柔道の練習をしていたけど、2時間が精一杯。野球部の連中も3時間だったよ。それを君はいつも3時間以上練習しているじゃないか。それで寝るのは12時近く。
発表会も近くなり、中間試験もあった。衣装も作らなきゃならなかったし、周りを見れば大学受験一色。プレッシャーがないほうがおかしい。
休んでまた精進。いい時間をすごしていると、おばあさんになったときにきっと思えるから。

明智光秀はなぜ殺されたか

年号を覚えるのではない。なぜそのことが起こったか、動機を知ることが歴史の勉強。
再発防止のためには、動機と背景を知ること。

何のために英語やるの

意見を伝えたり、わかってもらうことが第一。
まず伝えることありき。

世界共通で理解する型がある。
A=B、B=CだからA=Cのパターン。
もうひとつはA=C、B=CだからD=Cのパターン。

そして世界共通で伝える手段が英語。

物語で理解、物語でつたえる

デザインとか物語とか、お父さんの苦手な分野に挑戦してみたい。
ブログで語る「君たちに伝えたいこと」は、「物語で理解し、物語でつたえる」

中学で理解する4つの責任

大前さんの「質問する力」に書いてあった、中学までに理解する4つの責任。
自分に対しての責任
社会に対しての責任
家族に対しての責任
会社に対しての責任
なげやりにならず、向き合って果たさなければいけない4つの責任。

本の食休み

ブログは自分の言葉で書かないと意味が無いと思う。自分の言葉、それは自分の経験で裏打ちされた考え方。
ただ本に書いてあったことや、聞いてきていいなと思ったことをヨセフに話そうとすると、言葉が正確に思い出せずにつっかえる。自分でも「こんなことだったろうか・・」と話ながら思ってしまう。やたら「だから」と説明をつけたくなる。長くなる。結局わかりにくい話になる。消化不良だからだ。
自分でヨセフのための味付けや料理をしないで、聞いてきたまんまの素材を出してしまうからだ。サラダだって切って盛り合わせるよね。

大前さんは「質問する力」のなかで書いていた。
「本を読むのにかけた時間の3倍から5倍の時間を、その本を頭の滋養とするため考える時間をとることにしている」
同感だ。情報も物も氾濫していて、いろんな目先の物にとらわれて味わうことをしない現代。
お父さんも、本の中で出会ったいいなと思うことが消化不良にならないように、自分の体験に結びつくことができるか考えてから、君たちに話してみたいと思う。
ブログは、お父さんが自分で言いたいことを確認するための、大切な手段に思える。

おやさい

10年前、お父さんはお野菜レストランを作った。君たちが野菜を好きになるように。

知られざる弟の幼い頃

君たちのおじさんは中学時代まで喘息がよく出ていたという。お父さんは小学校までだと思っていた。中3の修学旅行も、前夜喘息が出ていけなかったそうだ。小さい頃はいろんな病院を訪ねたとおばあちゃんは言っていた。
すぐ下のおとうとのことでも、あまり知らなかったり覚えてないことが多いもんだ。
君たちも案外、兄弟のことをよく知らないかもしれないね。

まだ前のめりな伝え方

お父さん、まだ前のめりな話し方だなあ。伝えたい気持ちが先に行ってしまって、よくまとめてから話していない。

Friday, October 13, 2006

香港の風景

展示会場は空港の近くで、帰り道にディズニーランドがあることを発見。寄ってみた。
規模はちょっと小さい。お城が低い。
最初に入ったアトラクションは、ウサギのお化けみたいなものが画面に出るものだったけど、全部広東語で15分つらかった。最前列だったのでマイク向けられて余計に困った。
次がライオンキングのショー。英語と中国語。ダンスはまあまあだったが、上から降りてきた妖精は雑技団のようだった。あとはスペースマウンテン。がらがら。入り口から誰にも会わずに乗り場まで。人がくるまで発車を待ってた。
最後は花火。あまりどんどん音がする花火はない。シュルシュルまわったり、どうも中国的。水芸を見ているようだ。
おみやげにミッキーのげっぺいと、キャラクターがついてる象牙風の箸を買った。

Tuesday, October 10, 2006

6ページ30分

ルカ、君の英語の試験前にやったドリル。
6ページを30分で終わらしてしまったね。

おばあちゃんの広島

しろのおばあちゃんがハルピンから引き上げてきたおはなし、君たちもぜひ聞くといいよ。
長い長い距離を女学生がたった一人、何日も貨車に閉じ込められて日本を目指す。いつソ連に攻撃されてもおかしくない。
原爆で何もなくなった広島を、貨車の扉の隙間から見たという朝。ただ疲れて見ていたのだろう。広い広い野原。被爆後2,3週間あとの光景。
食べ物は?暑くなかった?着替えは?寝る場所は?何日くらいかかったの?

上野散策

ヨセフと上野で木彫仏展を見た。上野公園は前日の大風でぎんなんがたくさん落ちていた。
ここ上野はお父さんが中高生の頃、おじいちゃんと毎年1回は上野で二科展か日展を見に行っていたっけ。
一度大学の時に上野で待ち合わせたのだが、約束の時間にえらく遅れてしまったことがあった。1時間以上だと思う。駅についたら改札口で待っていてくれた。えらく怒られると思っていたのだが、にこにこしている。約束の時間にはうるさいおじいちゃんだったけど、こんなに遅れていってもちっとも怒らず、何も無かったかのように。その日、展示会に行ったおじいちゃんには頭が上がらなかった。30年も前のお話。

Sunday, October 08, 2006

試合ビデオで誇りを思い出す

ルカ、君の試合ビデオを見て思い出せ。君が幾度チームのピンチを救ったことか。
そのたびにみんな君に駆け寄ってきてハイタッチしていたね。
君自身誇らしい気持ちでいっぱいだったはずだ。

君はチームメイトや応援しているお父さんお母さん方の誇りだった。
だから自分で誇りを忘れずに、誰が見ていようが見ていまいが、恥ずかしくない行動をとっていってくれ。

おじさんテニス

半年ぶりのテニス。もうすっかりおじさんテニス。
ルカと運動会に出て、手をつないで走る競技でころんでから、年をとったということを自覚している。あれから5年くらいたっただろうか。無理はしない。
できるだけ力をいれずに打つ。なるべくラケットをぶらぶらに持つ。ラケットエンドが手のひらの真ん中くらいなほど、長めに持つ。こうするとぎゅっと握れない。振ってもスポッと手から抜けないだけ。このくらいでラケットに動いてもらう。こんな感じ。力が入らないから、予測と事前準備とゆっくりした振り出しが大切。
それでも楽しい。球もスポーンと飛んでいってくれるし。プロじゃないからこのレベルで力以上の物が出るので十分だ。

なんで最後まで3色なの?

ルカの質問。歯磨き粉がチューブから出てくるけど、どうしていつまでも3色なの?虹色のタイプ。
いい質問だと思った。一度ばらしてみよう。

鳥獣戯画の3要素

省略、誇張、比喩。漫画の3要素だと、NHK日曜美術館で手塚治虫が言っていたそうだ。鳥獣戯画を評して。

お父さん的には「要するにこういうこと」とひとことで言えるようになることが、ビジネスで大切だというのと同じ。このビジネスの成功要因は何かをひとことでいえるか。
いらないもの、集約できるものを検討して、仕事を磨き上げてゆくときに、この3要素は大切だと思う。
それからブログも同じだね。

Saturday, October 07, 2006

冷蔵庫について語る

ヨセフの名前をもらったお父さんの友達が言ってた。「パーティーの会話が一番難しい。だって、冷蔵庫の機能がどうのこうのといって盛り上がってるんだぜ。」
同感。10歳以下の子どもといっしょに遊ぶこととパーティーの会話に入って盛り上がることは、英語を話す中でも難しいレベルだと思った。子どもの言い回しや、ジョークの要素も必要だし。
昔難しいなと感じたのは新聞を読むこと。そして英語でラジオを聞くこととなり、その次は電話でしゃべること。その後ビジネスでの会話となり、最後はパーティだ。旅であった人と話をしたり、日本でいっしょに食事をしたり案内をするのは割と簡単に思える。ほとんどの場合が1対1だし。

熊さん八さんの世界にたとえる

要はこういうこと。「これが言いたいこと」を一言でまとめる。いつも心がけていること。
分かりやすく伝えるために、「熊さん八さん」の落語の世界にたとえることができたら最高。

また冒険したい

お父さんの一番好きなことは一人旅だった。仕事も含めて泊まったことのある旅した国は33カ国。
アメリカ、メキシコ、ペルー、ブラジル、ボリビア、アルゼンチン、ウルグアイ、カナダ、ケニア、セイシェルズ、タンザニア、マラウイ、ザンビア、ジンバブエ、ポルトガル、イギリス、フランス、イタリア、ギリシャ、ドイツ、オランダ、スイス、インド、スリランカ、タイ、台湾、香港、中国、韓国、オーストラリア、マレーシア、シンガポール、モルジブ。
その他通っただけならベルギー、チリ、ロシア、東ドイツも。それにアメリカだけど、ハワイやグアムには泊まったことがある。
楽しい家族との日々。いろいろ試練の多い仕事。気がついたらもうすぐ50歳か。
旅はいろいろなことが起こる。何週間かの旅は何年分もの凝縮した時間だ。
若いときに夢見た冒険へ、また帰ってみたい。仕事でも、世界を相手に冒険あふれるものにチャレンジして、世界の人との出会いと貢献をしてみたい。

アレハンドロとの再会

1980年の4月、お父さんが南米を旅したときのお話。
ブエノスアイレスからボリビアのラパスまで行く列車の中で会ったアルゼンチン人の2人組み。ペルー目指して旅をしていた学生。ひとりはフェルナンド、もうひとりはアレハンドロ。フェルナンドは英語を話せたが、アレハンドロはスペイン語のみ。
お父さんも南米に入ったばっかりのときは、一言もスペイン語がしゃべれなかった。6ヶ国語の旅行会話集だけが頼り。ロサンゼルスの空港であった旅の日本人の青年が、「6ヶ国語会話集だけでしゃべれるようになるよ」と。実際3ヶ月全く日本語の無い生活を送ると、スペイン語のほうが脊髄で反応するように言葉が浮かんだ。きっとアレハンドロとしゃべったおかげだ。反対に、英語は文法を組み立ててからしゃべる自分がいた。
気のいいアレハンドロとちょっとお坊ちゃんのフェルナンド。一緒にペルーを旅した。
クスコを最後に彼はエクアドルへ。フェルナンドともクスコを最後に分かれてしまった。
私は途中であったエドワルド・モンテムイニョとバスに乗る。ペルーアンデスを横断、ナスカの地上絵を見に行った。
そしてリマについたある日、町の広場でなんとアレハンドロと再会した。全くの偶然の出来事だった。アレハンドロはお父さんの名を読んで駆け寄ると、オーバーに抱き合った。日本人のお父さんにとってはなんだか気恥ずかしかったのだが、心の底から再会を喜んだ。
聞くと彼はエクアドルで強盗にあり、荷物もお金もすべて取られてしまったそうだ。よくぞリマまでたどり着いたものだ。きっとヒッチハイクを重ねたのだろう。困っているに違いないと、お父さんはベルトに隠してあったドルを彼に渡した。「このくらいあれば、飛行機でアルゼンチンに帰れるね。」
その後しばらく、イタリアに仕事に渡った彼からクリスマスカードが届いていた。相変わらずのミミズのはったような字で。彼らしいね、確か住所が無かったので、そのまま消息は途絶えてしまったが、またいつか、突然町の真ん中で出会ってみたいものだ。

今読んでみたい本

たくさんあるから、優先順位を付けてみよう。
1.「図解ソフトウェア開発のすべて」/経営情報研究会著
融通の利かないコンピューターに対して、どういう風にやらせたいことを、わかるようにまとめていくか。協力してやる仕事の流れをどうつくるか。
外国の人とのコミュニケーションのヒントにもなるかな。
2.「質問する力」/大前研一著
学問やビジネスの世界ですぐれた業績をあげている人物を見ても、十代までに勉強したのは高校3年のときだけで、普通の大学に入って、ただしそれからはまじめに勉強して、一流の大学院に進んだという人が多いのです・・
3.「物語を売れ」/ロルフ・イエンセン
スポーツがストーリー市場の目玉になる。

Friday, October 06, 2006

雨漏り

強い雨と風だった。会社の北側の壁が雨漏りした。
古いからなあ。

要件定義書

知らないうちにお父さんが書いていたのは「要件定義書」「外部設計」「内部設計」だった。
建築家が書く設計図のイメージ、平面、立面とディティール、仕様、コンセプトをソフト開発にあてはめて書いた、新しく構想しているソフトの説明書類。いままでやったことの無い作業だった。どうやったら思っていることを伝えることができて、具現化してもらえるか。その強い思いで、できるだけ詳細に書いた。
後であらためてソフト開発技法の本を読み、「こういうことだったのか」「この考え方で整理すれば伝えやすいね」と感心した。

勉強ってやつは、まず自分で知恵を働かせて作品を作ってみて、あとから本を読んだりしたほうが身になるね。

DVDが喜ばれた

おばあちゃんに送った、旅行の時に撮影したDVDが喜ばれた。
手作りの物で喜ばれるって、いいなあ。

ほしい物を買おうと思ったら、たいていの物が手に入る時代。でもひとりでは思い切って出かけられなかったり、こまこま移動する足が無かったり、思い出を伝える手段が無かったり。お父さんにはあまり苦労しなくてできることでも、おばあちゃんにとっては宝。
みんな楽しめてよかったよ。思い出を共有できることは、幸せなことだね。

プロレス勉強法

さそり固め、逆えび固め、つぼ押し、コブラツイスト、卍固め、4の字固め、ヘッドロック、腕ひしぎ逆十字。
英語の単語テスト。お父さんが単語の日本語訳を言って、ルカが英語で答える。答えられなかったり間違うと、プロレスの技をかける。ほおリ投げた単語帳のページを、技をかけられながら必死でめくって答える。緊張感のある勉強法。
ただし、「功名が辻」やっているときはだめ。おじいちゃんに「うるさい!」と怒られた。

開き直りか

要するに、具体的に優先順位を考えること。
考えても仕方がないこと、あやふやなこと、はっきりしていることを見極めて小分けにする。そのなかで行動を起こす取っ掛かりはどれか・・を考える。これが出来るかが、自分自身の縛りをとく決め手だ。
消去法でもいい。どれができるかではなく、どうしてもやれないことを消す。やれないことばかりだったら、やれないことをもっと小分けにする。

クラスに戻れるようになったのは、「開き直り」と言ったね。いいと思う。そして次は優先順位だ。

神様からの預かりもの

子ども達は神様からの預かりもの。大切にして、ちゃんとお返ししなきゃ。
昨日あった会社の社長さんは、会社を自分の物と考えるよりも、働いている人も含めての預かりものと考えているようだった。
身の回りに預かりものがたくさんある。

Tuesday, October 03, 2006

夜寝るのが早くなってきた

本当は中学生だから、親が「もう寝なさい」とか「早く寝なさい」というのもおかしいんだけれど、意識して注意していった結果、みんな寝るのが早くなってきた。そして朝起きるのも楽になってきた。

要は、「1日のスタートを大切に」ということ。1日をより生かして過ごす。

まあ一杯

スーバーでビールを買ったついでに、ノンアルコールの「こどもののみもの」を買う。ビンや形はビールそっくり。
クララ、ヨセフ、ルカ、マリア。そろったところで栓を抜く。
「まあ一杯」「どうもどうも」
なんか楽しい食卓だった。

メガネはいやだよ

メガネをかけると視野が狭くなる。ホント不便。
お父さんがめがねをかけた姿を毎日見て育ったら、君たちもメガネにあこがれるかもしれない。でも不便。
みんな目を大切に。

流れる雲が見える

いいね。

30分いっしょに勉強

コーヒーショップでプレゼンテーションを考えたり、構想したりするのは集中できていい。夜はショットバーなどでビールを飲みながら構想。これもいいもんだと気がついた。
また家でも、食卓にてビールやワインを片手に本を読むのもいい。
となりに座ってルカやヨセフが勉強すれば、もっといい夜のひとときか。

テーブルを片付けなきゃね。

栄養学に凝った

ルカが生まれたとき、強い体とこころを作ってほしいと願った。だから食べるものに気をつけようと、栄養学に凝った。ためしに料理も研究した。
手作り、育てるということは手間がかかるもんだ。

Monday, October 02, 2006

ななめからまっすぐへ

自分が弱いと周りが気になる。周りに合わせたくなる。周りとは学校の友達のやることとか、会社の中、電車の中。
強がりでかっこつけると斜めに構える。そうすると、周りから攻められない。強そうだ。大人や同級生よりも。
まっすぐでいると逆に「かっこつけてる」とか「いい子ぶってる」と見られる気がする。親の言いなりみたいで、こどもっぽい気がする。
それから周りが気になると、まっすぐでいられなくなる。

逆にひろい世の中での本当に価値のあることを考えると、周りの目がすこし気にならなくなる。無理しなくてよくなる。
広い世の中とは君の世代も超えた考え方で、また日本だけでなく、貧しい国のことも視野に入れて考えたときの事。

だんだん強くなる君たちのこと。はじめは周りが気になって当たり前。大人もなかなか大勢の前では勇気が出ないんだから。
まっすぐにうまれて、すこしななめを経験して、またまっすぐの価値を知る。どうだい?お父さんも昔はこどもだった。通ってきた道。

思わず笑う作品

ヨセフの製作映画最新作は思わず笑った。
「STOP狂牛病」「着信なし」

課題だった画像の手ぶれもなく、アップの具合や光の具合もまあまあ。着想、画像効果と長さは秀逸だった。演技力にも助けられてるかな。

向日葵、蝉、朝顔

29日には花市場の駐車場でせみが鳴いているのを聞いた。
2日には家の近くでアサガオが咲いているのを見た。同じく会社の近くで、ひまわりが咲いているのを見た。

もちろん、彼岸花も咲いている。
会社の駐車場では、シオカラトンボが死んでいた。
大雪山系の朝日岳では紅葉が見頃だそうだ。
秋なのにねえ。