お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, October 24, 2006

読んだままと経験に当てはめた場合と

本を読むと刺激になる。いろんな考えが浮かぶ。すばらしいと思ったことを話してみたくなる。ところがそのまま話すと、いかに消化不良かがわかる。肝心なことをたくさん忘れている。それに「だからどうなんだ」と思われてしまう。
まず読んだ順、つまり時間の順に並べて話してしまう。要は何なのか。何に感激して話したくなってるのかがぼけてしまう。
自分で話していて疑問が湧いてきてしまう。本当にそうなのか?
たとえ話が身近でなくて理解してもらえない。自分にはわかっていて興味のあるたとえでも、聞かされている人にはつまらないことが多い。
すぐに話さずに、自分の経験に当てはめてじっくり煮込む。頭の中だけでは時間がかかるので、相手を思いながら書いてみる。これでやっと自分のものになる。
本はここまでやって元が取れる。たくさん読んだって、えらいってもんじゃないんだ。形に残らない、知っているつもりの自己満足で終わる。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home