お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, October 22, 2006

結局説得できるまで調べてなかった

お父さんの仕事のやり方で失敗だったのは、事業計画をしっかり立てなかったこと。
おじいちゃんに「どうせそのとおりには行かない」と言われたことから、それはやっても無駄な努力と理解したから。しかし今言われているのは、「売上目標の計画は立てているのか」。資金繰りを急に言われても対処できないという理由から。
基本的には場に応じて対処するという考え方となるので、大きな投資のできない、小売業で徐々に大きくするしかない考え方だった。この考え方では改良はできても、今までのものの商品需要がなくなった局面では改革はできない。

お父さんは仮説検証の大切さを、無駄な努力で面倒だと言う理由からやっていなかった。
またピラミッドに考えて考えぬいて足りない情報を明らかにしたり、どうしたら証拠が得られるかを明らかにしないまま、「頭の中には計画がある」と逃げていた。
計画を具体的につめていく努力つまりしつこく考える態度と、ピラミッドで考える方法論の勉強、すべて実験と事実にもとづいて考えるということが実験室の中の科学だけでなく、経営にも当てはまるという意識がなかったことが原因。
証拠を突きつけて計画の実現可能性を説明できなかったら、大きな投資なんて当然無理。失敗の検証も反省もできない。
いつもこれを考えて発表していたら、言っていることの正統性が確立として積み重なってくる。信用になって大きな投資もできるというものだ。
残りの人生で常に考えをまとめて発表し、自分の信用度という価値を高めよう。今からでも遅くないと思っている。

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