仕事がヒットしたら
「ブレイクした秘訣は何ですか」
と聞かれたら、多分答えはこうだろう。
「やったことは、ただ小さな問題解決の積み重ねです」
夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。
お父さんも海外へのメールやこのブログでも訓練してきたけど、自分の考えを構想してまとめるのって大変。でもこれができないと、ソフトの設計や作ってもらうこと、お客様から出た意見を反映することが形にならない。
お父さんが君たちに、留学か海外ボランティアに行くのが我が家に生まれた子達の決まりといっているのは、君たちの未来の家族のためでもあると考えているからなんだ。
協力隊は帰国して事務所に行くと、OBが多いためか、現地事情に興味を持ってくれていろいろ話を聞かれる。
昔商店街の床屋さんに、化学オリンピックを目指すとてもできのいい息子がいた。
昔の言葉で言えば「段取り八分」。
デジハリが新しい大学で生え抜きの教授がいないことを逆手にとり、その時代の第一線で活躍しているひとをどんどん講師に迎えることで、並み居る有名大学を押さえ、CGなどの最新技術教育ではトップを走っている。
学生時代、一人旅したり、山に行ったりした原動力は
だいたい中小企業で商売やってる人は、こんなことばかり頭にうかんでくる。いかに自分でリスクを持たずに、相手に乗っかれるか。
製品を入れたのに、原因不明のことが起こって使えない。
ビジネスで相手と一緒にやってゆこうとしたら役割分担が必要。つまり相手にないものを持っているとか、相手のできないことをやれるとか。
「仲間に入れて」と人の集まっていく中に入ってゆくタイプと
旅の空とか、海外で住んでいるときのほうが
「今年の新入社員の半数は「海外で働きたくない」-産能大調査」
「一言いってくれたらよかったのに」
1.過去は復活し得ない。昔はこうだった、よかったといっても、昔のやり方に戻ることはない。未来志向でいなければいけない。
「株を守る」(「くいぜをまもる」と読む)みたいに、空から落ちてくるのをずっと待っているような感じ。デフレ時代だからもう少し待ってみよう、技術はどんどん進歩しているからもうちょっと待ってみようと模様眺めしているうちに、年取ってしまう。
マスタリーとでも言うのか、超一流のプロ選手でも「まだまだうまくなれる」「よりうまくなりたい」って努力するのはよく聞く話。
デザインって、絵がうまいことじゃない。
道具や材料を集めるだけではだめ。
ルーチン以外の仕事をやるときは、なぜか人は腹が立ったようになる。
批判は簡単だけど、王道を行くのはいばらの道を歩くことに似ている。
「要は何が言いたいの」と言われたり、うまく人とのコミュニケーションがとれないと思っているなら、こんなことを考えてみてはどうか。
20年位前の映画で「遠い夜明け」というのがあった。
お父さんのブログは家族のためのもの。もしもっといろんな人が読む価値のあるものにするなら、たとえば学問的な拠り所をもっと充実させないと。つまり証拠というか、事実に基づいた主張。
お父さん、なんだかぼけてきた。たくさんのことを頭が一度に処理できない。せいぜいひとつのことに集中するけど、その深さも助走時間がかかる。頭がボーっとしている。年かなあ。
「何が材料に入っているんだかわからない」
日本では会社と会社で取引する場合、最初はかならず「従業員は何人くらいですか」「年商はいくらぐらいですか」と聞かれる。特に大企業と取引しようと思ったら、必ず。判断材料は会社の規模。学生で言えば偏差値や出身大学で判断されるような感じ。
プロがいっぱいいて、まだ若い、技術も未熟な自分が、先輩を差し置いて作品を認めてもらうことができるのか。
たとえば就職の面接で「こんなものを日本のよさを生かして作れば、きっとこの国では価値を認めてもらって売れると思います」「こんな作品を日本のよさを生かして演出すれば、きっとこの国の人は海外公演を高く評価してくれると思います」などと提案できること。そして実際に示してみること。具体的には「その国の人に評価を聞いて、受け入れられる理由を説明することができます」と言う事。
難しいよね。いろんな場面を想定してのレベルの試験。高得点をとるのは、試験対策の成果だろう。手段ではなく、目的にしなければ高得点は望めないかもしれない。
留学して日本に帰ったら、みんな君を「英語ぺらぺらなんだ」と扱う。日本語的なことも、英語に直して通訳できると思っている。海外では違うといっても言い訳。その先は、その違いを埋める方法を提示できる人になることだ。実は結果を求められている。
どん底でワールドカップに臨んだ日本代表が、選手だけのミーティングを開いて激論を交わし、「俺たちはへたくそなんだから、もっと泥臭くやらなければいけない」というトォーリオの発言からチームがひとつになり、必死に戦う姿勢に変わったという話。示唆に富んでいた。
心の糧になって、活力や意欲や情熱をかきたてるにはどうすればいいか。どうすれば標準的なテストでいい点が取れる勉強が出来るかではなく。
収入をどう利用するか、家族の成長や自分たちの将来の生活のために考える。
スボティカの公演後、君は言った。
技術のキャッチアップは苦難の道に思えるときがある。「技術のキャッチアップ」つまり勉強。
若い柔軟な頭の時期に、何を優先するか。