お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, July 31, 2010

自分の考えをまとめるって大変

お父さんも海外へのメールやこのブログでも訓練してきたけど、自分の考えを構想してまとめるのって大変。でもこれができないと、ソフトの設計や作ってもらうこと、お客様から出た意見を反映することが形にならない。
そう、形にする苦労。

まずはなぜこんなことをやりたいのかという理由と背景、具体例やコンセプトの説明(WHY)から始まる。
そしてどこにボタンを配置すれば、直感的に操作できるかという詳細イメージ(WHAT)。
その裏には「何を応用すれば実現可能か」という基本的な技術の理解が必要(HOW)。
それから、やりすぎないようにすっきりさせるデザインへの配慮も。

建築家が頭の中で、その建物を使っている人の動き(ストーリー)を想像しながら、設計するような感じ。
質問されても具体的に指示できるまで煮詰めないと、とてもじゃないけど海外のエンジニアと渡り合えない。

たとえばちょっと技術とは例が違うけど、よくあるでしょ、日本の営業部長。
「売り上げを10%あげろ」とラッパを吹いて、部下からどうやってときかれたら「そんなこと自分で考えろ」とか「訪問しろ」。ライバルより高いといわれたら「安くしろ」「だけど利益を確保しろ」みたいな。
根本原因チェックからの遠回りになる王道を行かずに「なんとかならんか」
こんな万能薬さがしみたいなことでは進まない。多分もっと全体を見渡した上で、きめの細かい対応の積み重ねが必要。

仕事って、こんな段取りの塊みたいなことと、決まりきったことを繰り返すルーチンの作業に2極化されるんだろうね。

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