いやなことについていくぐらいなら、自分で作ればいい
大学に入って、長年慣れ親しんだ高校のクラスメートとはまったく違う人たちとどう接すればいいか、新入生にとっては大きな戸惑いの時期だ。
育った環境の全く違う地方の人もいれば、考え方の想像もつかないような人もいる。クラスといっても強制されることもない。逆に単位制なので、お任せのメニューがない。外国のレストランに一人で入って、メニューが読めず、読めても料理が何だか想像もつかず、どうしていいかわからないような状態に似ている。
大学生になった時から、今まで与えられてきたことをこなしてゆく(指示されたり、覚えたり、答えたり)態度を、自分の意思で人生を切り開いてゆく態度に切り替える時期なのだ。レールの上を走る列車に乗っていたのを、自動車に乗って自分で運転してそれぞれの道を走ってゆくのと似ている。
新しい人間関係を早くなんとかうまく作りたいというあせりから、なじめないサークルに入って無理してついていこうとするより、自分で理想を明確にしてサークルを立ち上げたほうがいい。他の人に呼び掛けて、一緒に道を歩んでくれる人を募るのだ。
そんなの難しそうって思うかもしれない。それは違う。自分の中で理想を明確にイメージしていないだけだ。もし目に見えるように明確ならば、それは苦労じゃない。形になってゆく変化が喜びになる。そういう考えに切り替えなければいけないのが、大学生という時期なのだ。
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