違いがわからない
IT関連の機器は特にそうなんだけど、高いものと安いものの違いがわからない。おなじバックアップ電源でも、瞬間的に切り替わる方式によってはパソコンが壊れたりする。ACアダプターのような単純なものですら、方式によっては測定機器の表示を狂わせたりする。 ワイヤレスだって便利だけど、電波が届かないこともが多い。「何メートル届くの」と聞いても相手も家の間取りを知らないし、わからないとしか答えてくれない。
つい安いものを見つけると、どうせ買うなら安いほうがいいと思うのだが失敗も多い。どういう組み合わせで、どんな場合を想定するか。これが普通考えられないんだよね。
しろうとは悲しいかな、具体的な状況を想定した質問をしてくれないと答えられないんだな。そこまで質問を組み立ててくれるスキルのある人もなかなかいない。
商品や作品を作る立場から言うと、原因のわからない不具合などを努力してやっと克服し、ライバルよりも機能や質を高める必要があるけれど、買ってくれる人の具体的な状況にあわせた表現などの調整がいる。これがまた難問。だから作るのも大変、売るのはさらに大変。
はじめから開発は継続的に積み重ねるものだと納得していないと、「せっかく最高のものを作ったのに、客がバカだ」みたいにキレてしまっては努力が報われない。
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