お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Thursday, April 01, 2010

審査員特別賞がいい

「苦しいあのときに、たった一人だけ認めてくれた」
「大変だったときに、ひとりだけ味方になって助けてくれた」
こんな経験で一生の友達が決まる。ほんの瞬間の出来事だ。

美人コンテストでも「大賞」よりも「審査員特別賞」がいい。
コンテストの大賞は、概して「ほかの人もいいと思うような人」つまり「多数決でも決まりそうな人」が選ばれる。言ってみれば平均的な美人。だけど、「ほかの人は違うかもしれないけど、私はこの人いいなあと思う」というような候補者は審査員特別賞になるわけだ。好きな人はめちゃくちゃ好きという感じ。

世界的に有名なコンサルタント会社の採用担当は、5人全員が○をつけた候補者を取らないという。そういう人は平凡な優等生タイプ。答えのない社会でやっていくのは大変。それに対して誰か一人、「この人は絶対とりたい」と◎をつけたら、ほかの採用担当がどうであろうと内定となるそうだ。

お父さんは審査員特別賞が取れるような製品を世の中に送り出したい。

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