お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, May 31, 2011

男の美学

杉良太郎さんのボランティア活動とか、男の美学ってある。
自分を安全なところにおいたままではなく、心の向くまま行動に移す。
受け止める度量。
媚びないし、無茶も言わない。
自分の中のヒーローに負けないように、自分をコントロールする。
いいね。

お料理スカイプ

一人暮らしで料理作るのが億劫になって、かといって添加物の多いファーストフードやデリは食べる気にならず、気がつくと口にするものがプロテインとにんじんだけになっている。
えさじゃ食べる気になれない。

そこでお料理スカイプ。
一緒の材料を用意しておいて、スカイプで料理教室をしながら同時に作る。
iPhone4やiPadを使えば、画像も映し出せて楽しいライブになる。
録画もしたいね。
飛び入りゲストも歓迎。

一緒に楽しい食卓を演出しよう。

チャンスが流れる小川

マイブックを読み返すと、運転しているときやコピーをとっているとき、お茶を飲んでいるときに思い出したやらなければいけないことやアイデアが、雑然と並んでいる。
ちょうど小川のほとりにいて、上流から流れてきた野菜をすくう「がばいばあちゃん」みたいなもの。
気がついたときにすくっておかないと、忘却のかなたに流れていってしまう。

書いてみると、たいしたことないことにもみえる。実際、安心して忘れていいようにメモしたものもある。
書くほどのこともない、憶えておけばいいやとメモする手間を省くと、それでおわり。
効率を考えて、大きな桃が流れてくることだけを待っているのが普通の人なのかな。
積み上げていって、大きな前進になると思う。

誰もが立っているチャンスが流れる小川のほとりで、手にすることができる人とそうでない人がいる。

Sunday, May 29, 2011

神様からの贈り物

いいね。
妖精が居候している。
ゆっくりして行きなよ。
守ってあげなさい。
君が預かったみんなへの贈り物だよ。

作るだけじゃ足りない

技術を持っていてうまく踊れるとか、映像編集をできるというだけじゃ、残念ながら足りない。
例えば大手電気メーカーの家電製品。
製品の価格が100だとしたら、製造に40、開発と販売に20、広告に20かかって、残った利益が20となる。今じゃ売れなきゃ値引きするから、残った利益も少ない。
製品の価格100を君の価値だとすると、持っている技術がいくら素晴らしくても40の要素でしかない。他に60足りない。新しいことにつなげる構想や打ち合わせの時間が20、価値を正しく伝えるための紹介文章を書いたりする努力が20、それでやっと20の付加価値の評価を得る。

「要するに何か」
伝える練習がきっと足りないと思うよ。

あと何日

あと何日しかないと気づいたら。
それはあと何日かで卒業だったり
あと何日かで入試だったり、
あと何日かの命であったり。
それは一区切り。
別れの時と新しい出会いの時が近いという事。

その日は突然来たように感じるかもしれない。
何か伝えておかなきゃと慌てて探したりするかもしれない。
もっとよく聞いておけばよかったと後悔するかもしれない。
映画や小説でもたらされる感情ではなく、
震災でまわりの変化を感じて、みんなの心に芽生えたことじゃないかな。

さてどうする?

Sunday, May 15, 2011

カンパニーを作ったら

「自分のデザインしたダンスを発表して見たい」
こんな夢を形にしようと思ったとき、いろいろなものを創作してゆかなければいけない。
楽しみでやりがいのある事でもあるけど。

ダンスをメンバーみんなに伝える設計図ともいえるシナリオ。
メンバーに参加してもらえるために、コンセプトをまとめて趣意書のような文も必要。
必要なもののリスト。
ホームページ。もちろん中身の文章は全部書く。せいぜい任せるのは絵や写真とコーディング。
支援者への資金提供のお願い。
そのためには「どういうふうにやるから成功する」と言う青写真を書いた企画書。
解説やお礼。
お金の出し入れの記帳。
決算報告。
公演のチラシ。
お客様の住所リスト。
手分けしてやってもらうのに、納得してもらえるリーダーシップ。

ちょっと考えただけで文章を考えたり、企画して段取りして実行する事がいっぱい。
仕事は給料分だけ、自分の範囲の専門の事だけをやればいいと考える若者じゃ出来ない。
小さなところなら、みんな手分けしてやらなきゃいけない。

国語教育が世界に遅れた日本

サッカーの本田選手のリーダーシップは言語力にあるという記事が気に入った。
アジアカップMVP本田圭佑の「言語力」に見る「ニッポン再生」の可能性 (2011.02.04)
「小学生で英語を勉強させる前にまず国語を」と言う政治家の発言には、今の国語教育じゃダメだという発想は入っているのだろうか。英語教育も仕事を英語で始めたときに邪魔になった事があったから、修正が必要だと思うけど。
英語を使って仕事をして、お父さんが伸びたと思う力は「構想力」と「確実に伝えて納得してもらえる表現力」だったなあ。

創作できるかな

デザインできるかな。
設計できるかな。
その場限りのものではなく、
将来にわたって育ち、発展する構造を盛り込んだもの。
「つづく」って期待の持てるもの。
ただ綺麗なだけではなく、コンセプトって目的を盛り込んだもの。
バランスの美しいもの。

創作して表現して、みんなで育てていけるような設計図を書ける人になって欲しい。
それはリーダーシップでもある。

Thursday, May 12, 2011

バグは知らせにゃ治らない

ソフトは一生懸命作ってもらっても、そこそこ不具合が見つかるもんだ。
ひとつひとつ根気よく、証拠をそろえて報告する。
じっと座っていれば、完璧なものを提供してもらえるというのは幻想。
自分から指摘し続けないと、いいものにはならない。
仕事も子育ても同じ。
怒るだけじゃ何も解決しないし、黙っていてもよくならない。
海外の業者相手だと、伝え方も工夫が必要。手間もかかる。
けれど、こちら側の甘えもなくなる。
自分も成長させられる。

そのためにはどうするか

ともすると情報に流されてしまう。
面白い聞いた話を話題にする。
おトクな情報とうたわれている事を、そのまま人に話してしまう。
それで終わり。

会議がある。
いろいろ話がでる。
それで終わり。
だから何なのだ。

「そのためにはどうするか」
そのため=目的
どうするか=行動する事を具体的に決める
いつもこの言葉を忘れないように。

Saturday, May 07, 2011

本の山

最近老眼がすすんで、すっかり本を読むのが億劫になってしまった。
ちょっと暗いと字が読めない。目がすぐ疲れる。
大学生のころは授業はほとんど出なかったけど、行き帰りの電車が往復2時間ちょっとあったので本はたくさん読んだ。年間150冊ぐらい。小説はほとんどなく、中公新書とかで社会学や文化人類学や経済や心理学や、興味を持ったものは何でも読んだ。不幸にも建築学部の学生だったにもかかわらず、建築にはあまり興味をもてなかった。
卒業してからは経営やITにかかわるものが多かった。実用書だ。お父さんの机の後ろにたくさんあるけど、過去にこの3倍くらいは捨てたよ。
今まで通算すると、たぶん1500冊は読んだだろう。よかったことは、いろんな視点を経験できたこと。

老眼になると、過去形の話になるなあ。元取れたかなあ。
当時は消化不良だったことも多かったけど、今は自分の中に溶かして再構築して、仕事や生活に役立てようとしている。
しかしなあ、人生は正解のない問題ばかりに直面するから、結果の出る道を見つけることに貢献できたかどうか。どうやらこの目的のためなら「ロジカルシンキング」が一番役に立つということがわかったのは読書のおかげかな。

いくつ出てくるの

ブログを書いていて思ったこと。
人間いろいろ考えることが多いよね。

技術は微調整の上に成り立つ

工場が被災してすぐには稼働しない訳、代替品をすぐには組み込めない訳。
それは微調整が必要だから。
卓上でこうあるべきものと考えると、やって見て現実に翻弄される。

他の部品と連動して動く相性のテストが必要だから。
ソフトにかかわっていると、そのことが良くわかる。
面白いことに、案外作った本人は気がつかない場合が多いんだ。
別の人が利用者の立場に立って、いろいろいじって遊んでみないとわからない。

多分チームプレイ、チームでの芸術作品も同じ。

なんでロボット無いの?

原発事故で何で人が作業してるの?
何でロボットが出てこないの?
何で自動車工場が動かないの?
代わりの部品は無いの?

原発において、あってはならない事故は起こらないはずだから。
二重三重の備えがしてあるから。
取り合ってももらえなかったから。
だから買ってもらえないから作っていなかった。

部品工場が被災して小さな部品が手に入らず、組み立て工場が動かないなんて想像していなかったから。
現場担当の人は危惧していたかもしれないけど、自動車会社は下請けに「もうひとつ工場を作ってくれ、その分買うから」とは言わないから。
その位何とかなるだろうと希望的観測があったから。
それだけ余裕を持てる値段では買わないから。
ジャストインタイムではムダとして、一切許されなかったから。

原発側や自動車会社側に、その気が無ければ始まらないということ。
アメリカの探索ロボットを見て「なーんだ、これなら作れた」と言ってもあとの祭り。
技術はある、必要とされなかっただけ。答えは知っていたけど、やらなかっただけ。
コロンブスの卵でした。

TwitterとiPad

iPadは寝転がりながらウェブページを見たりするのに重宝する。
Twitterはやってないけど、きっとお父さんにとってのマイブックみたいなものなんだろう。
細切れに時間を使う時代。

広く誰かといつも繋がっているのが当たり前の時代?
お父さんはまず自分というわけのわからないものを整理したいタイプ。
繋がっていない不安よりも、ずーっと繋がっている方が疲れちゃう。

後付け目的

「目的って後付けで決めてもいいの?」
お父さん、自分の事を振り返ると、後付けだったなあ。
憧れてもがいて壁を前にして撤退して、そろそろ再チャレンジしているうちに、すっきりと意義や目的が整合性を持ってきてはっきりしてくる。自分の行動にも反映してくる。
憧れに近づくために、自分を一生かかって磨く作品だと思って大切にすれば、間違いはないよ。

Thursday, May 05, 2011

スカイプ

この頃スカイプする事が多い。
甘えを断つために連絡を控える時期もあったけど、今は喜びも悲しみもシェアする事が次につながる時期になったんだと思う。
成長しましたね。

タレント

英語で言われたら深いです。

まだ何も

「まだ何も成果が出ていない」
不安がよぎるのは人の常。
手っ取り早く結果を求めると、空回りして目的はどっかに行ってしまう事がある。
羨むでもなく、意固地になるでもなく、自分と対話していく。

やっぱり飛び込んで見なければわからない

散々旅で身にしみたこの事を忘れていた。
やってみて、反省とともに次の道が見えてくる。

Youtubeの時代

お父さんが苦労してることは、いかに製品の良さを多くの人に知ってもらうかという事。
どれだけの労力と時間をかけたか。
それでもわずかな範囲に伝わるだけ。
それを思うと、Youtubeの時代ってスゴイ。
お父さんも頭がかたいよ。

野口英世記念館

故郷の小学校を訪問した時、野口英世が黒板に書いた言葉が
「目的」
「正直」
「忍耐」
だったという。
野口英世記念館で知った。

「目的」という言葉が入っていた事が気になった。
「私は何のためにここに来たんだろう。」
たとえ思い通りにいかなくても、別の手段もある。別の道もある。新しい達成レベル(目標)を設定し直して、目的と言う方向性を維持する事だってできる。
目的がしっかりしていないと、パワーは悪にもムダにもなる。

さすがは野口英世。