お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, January 16, 2010

職がますます減るIT時代

希望の職に就けたら幸せな時代。だってIT時代。いままで人がやっていたことで、コンピューターやインターネットに代わっていった。経理処理も5人必要だったのが3人、さらには海外にアウトソーシングして1人で済む。工場もオートメーション化や海外生産、アウトソーシングで求人は激減。

一方海外に工場を移転した日本の会社は、工場運営できるスキルのある人が足りない。海外でじっくり腰をすえてやっていこうという、腹の据わった人材が足りない。指示待ちではなく、新しい時代の技術で、自ら新しいビジネスを開発してゆこうという人材が足りない。海外の会社とも提携交渉を進めてゆくような人材が求められている。

一見農業をしている人もいるし、看護師さんもいる。床屋さんをしている人もいれば、建築現場で左官職人をしている人もいる。何も変わっていないように見える。でも、君たちの言う就職活動とはサラリーマンだよね。大企業の求人は大きく変わっている。中小企業も条件は二極化している。

大学や就職先を世間体やブランドで選んで、足りなくて求められている人材になれるの?
いい就職先にもぐりこむという発想よりも、就活は自分の価値とのギブアンドテイクだと思えばいい。クララの毎回行われるミュージカルのオーディションとなんら変わらない。
即戦力にならず経験の少なさで不利な学生でも、新しい技術と、海外に飛び込むリスクをとる姿勢と、まわりを巻き込んで何か無から形のあるものを作ろうとするリーダーシップさえあれば、価値として売り込めるよ。
それは偏差値を見て、ブランド大学を選ぶことで得られるものかな?社会から求められていることではなく、教授のやりたいことを教える大学が多いという現実。考えてごらん。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home