お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, July 31, 2011

門前払い

せっかくやる気があって可能性も持っていても、親の財力や生まれた国という理由や、難解すぎて理解できない、体が動かずうまくできないなどの理由から、試験で門前払いをくらうことがある。そのひとつでひどいものが偏差値だ。
教室の定員に限りがあるから、入学試験は落とすためにあるのだろう。
企業は結果を出す能力が未知でも、人を雇えば決まった金額の給料は払わなければいけないから、予算の範囲を持って就職試験で篩い分けるのだろう。
今後どれだけ活躍するかわからないものを門前払いするのだから、それなりのコンセプトを持って試験を作らなければならないはずだ。

反対に予備校は大学に入れるのが目的になる。だからいろんな場面を想定する。
詰め込むこと、それができないなら本人が悪いと逃げることもできる。
そんな中で前提を疑ってみると、
「はたして大学は役に立つのか」
「目的はなんなのか」
「目的と目標を勘違いしていないか」
「自分の思っている目的は中間目標なのか、最終目的なのか」

もちろん若い時に今やっていることの、将来へつながる意味がすべてわかるとは思わない。大人だってそうだ。ただ選択肢が無くなってきているだけだ。

偏差値の門前払いでやる気をなくすほどばかげたことはない。
一生引きずったら不幸だ。
世間の思い込みの術中にはまって、自分を自分で縛ってしまう、未来を奪ってしまうことはよくない。
常識くそくらえだ。

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