海外での緊張感
お父さんは大抵海外出張はひとりだから、ホテルから町に出るといつも緊張感がある。どこに何があるかわからないし、危険な場所はどこか土地勘もないし、レストランにしたってどんな食べ物を注文したらいいか想像がつかないし、バスや電車に乗る切符の買い方だってわからないし、それに英語では言葉が通じない国だってある。
初めての訪問で目指す会社にどうやっていったらいいのかとか、駅についたはいいがそこから何に乗って目的地に行けばいいかなど、解決しなければいけない課題が次々と起こる。昨日はグーグルマップで訪問先を調べたら、あまりに駅から遠いので呆然としてしまった。会社は観光地ではないから、ガイドブックに情報なんてない。ガイドブックもツアーガイドもない旅を何度したことか。
東京では何のこともない些細なことでも「ああこんなことも、地方から来たおばあさんだったら大変なんだろうな」と思わされる。
よくおじいちゃんやおばあちゃんと旅行に行くのに頼りにされるのは、安心感なんだろう。お父さんも初めての土地を旅するのだから知らないことばかりなんだけど、何とかしてくれるだろうというような。
先の見えないこれからの世の中を生きる力も、海外出張や留学も、きっと同じようなものだろう。
ほっとしながら、ホテルでブログを書いている。
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