ないから自分でやった
お金がないから自分で作ってみて、それが自分の中で宝になったことってたくさんある。最初は見栄えも悪いし、人様に使ってもらうには足りないものばかり。自分でのチューニングをいちいちしなければいけないんだけど。
ソフトやパソコンの利用、ネットワークを知ることができて仕事に発展したのも、海外との仕事のやり取りをしているのも、元はといえばお金がなかったから。そして誰も回りでやったことのないという、魅力的な分野だったから。「失敗したってどうせ周りもできないこと。」自分でやるっきゃない、自分で調べて作るしかないっていうのがきっかけ。
「とてもやれないし、時間もないよ」というくじけそうな言葉をぐっと飲み込んで、「なんかできたらすごいことだろうな」と自慢したいような動機を力に進めていったことだ。
思うような結果がなかなかでなかったり、現実を見ろよと批判されたり、かならずそういったことはつきものだ。
だけどおばあさんになって、縁側で猫を抱きながら夕日を見つめて「昔ね、こんなことに憧れたんだよ」って言うシーン。そんなわくわく感を慰めにひとりにんまりと。
それに続けられたということは、まわりに理解者がいたということと、それが嫌いじゃない分野だったということなんだろうね。
ある程度経験を続けていくと、お金は必要だけど周りの力も借りて、人様の前に出してもおかしくない作品になってゆく。このギヤチェンジも、吹っ切れないとできない。いままでは全部自分でやらなきゃって思っていたんだから。
そしてふと気がついてまわりをみると、当時同じレベルだった人ははるか彼方に。いかにどんどん道を進んできたか、振り返って実感することがある。
子供たちにもそういった体験をしてもらいたいんだ。
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