チラシつくり
お父さん、製品のチラシを自分で作っているんだけど、これは作品つくりだから脳みそから汗をたらしながらやっている。他の人に代わってもらいたいような、やっぱり自分でやらなきゃいけないような。ツボをはずした批判も会社のみんなから受ける。逆に遠慮されて何も感想の出てこないのも腹が立つ。みんな真剣に考えてるのかって。
大会社だったら宣伝会議みたいなのがあって、若い人が業者使って提案書を出させて、「こんなものができました」と会議にかける。それを上司がああだこうだ言いながら何度か修正させる。何でも盛り込まれたり、コンセプトがずれたり。行ったり来たりする。そして最後には他との期限の絡みもあって「まあこんなもんかな」という感じで収束するのだろう。
小さな会社でも「自分はデザインセンスがない」って言って、チラシつくりを業者に頼むことも多いだろう。
意図や機能を業者に説明する過程で、欠けているものを見つけるかもしれない。岡目八目で、第三者の広告業者のほうが、お客さんが感じるツボを見つけるかもしれない。けれども大抵は「何とか書いてみましょう」「お任せします」で、ニッチな本当に光るはずのポイントをはずしてしまうのだろう。
予算がもったいから自分でソフト使って始めたんだけど、チラシつくりはビジネスの本質に迫るものだと気がついたね。
どんなお客さんを想定するか。
どんな問題を解決してもらいたがっているか。
それに対してどう答えることができるのか。
簡潔に深く表現できるか。
それはツボを押さえたものであるか。
自分の思い込みから、相手に必要な情報が抜けていないか。
チラシつくりは経営している人がやるべき仕事だと思った。
なるほど、リクルートという会社から、若い優秀なベンチャー企業がどんどん生まれるわけだ。
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