「書くのが苦手」はコツを学べば楽しくなる
まずはどちらかというと話すほうがラクというタイプと、書くほうがいいタイプとがある。君はどっちかな。
お父さんは後者だな。
話すのはいろんなそのときの状況に左右されて大切なポイントが流れていってしまうし、タイムリーに必要なことを頭の中から取り出せない。まずお笑い芸人にはなれないね。
お父さんが書くのがうまいといわれるようになったのは、事業計画のプレゼンテーションの講座を受けてから。ツボがわかった。すると会話全体の中でも自分の立ち位置や流れが見えてきて、周りの反応もどこに反応しているかがわかり、修正できるようになった。頭の中で文書が地図のように見えて、「どの部分のことに反応しているんだな」とか「相手の話の中の環境(前提条件)が自分の地図と違っているから、ここをすり合わせしなきゃいけないな」ということが見えるようになったんだ。
もうひとつ。「要するに何?」を自問自答しつづけることと、ピラミッドストラクチャー。このことは以前書いたね。
それから海外の技術者とのメールのやり取りがいい訓練になった。
彼らは思っても見ないことを質問してくる。そうか、それは説明してなかったなと気がつく。当たり前だと思っていたこと。前提の共有。案外これが抜けているんだよね。これで「立ち位置の違い」を簡潔な文を積み重ねて、埋めてゆくことの大切さを体得したよ。
難しい言い回しや単語は要らない。伝わる英語は短い文を、ある順番で書いてゆくことがコツ。これは日本語の文章でも同じ。英語は通じるようになるし、書くのもうまくなる。
あと、伝えるのにお決まりのパターンというのがある。テレビショッピングが代表的。思い出してごらん。あれが文章の書き方の手本みたいなもの。
今までのことは書き方。表現の仕方についてだ。それでは書く内容は?
それは思いついたとき、はっとしたとき、どんなことでもマイブックにメモで書き溜めている。ときには絵にして。ひまがあると見直してイメージを広げている。
アイデアは小川を流れてくる野菜のようなもの。がばいばあちゃんじゃないけどね。そのとき拾っておかないと、次はいつ流れてくるかわからない。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home