クララの成長レベル5
練習は欠かさず通ったけれど、衣装の準備は自分ではうまくできなかった
後回しにしてぎりぎりになって手伝ってもらった
自分で段取りしなかったから、あわてることも多かった
問題が起こったときも、手が止まってしまった
初めて家族と別れてルームメイトと暮らした
どんな授業をとったらいいかも家族の手を借りずに手続きした
授業の最後に宿題が出たか先生に確認に行った
とにもかくにも最高の成績をとることが出来た
ひとりで夏休みにロスまでダンスセンターを申し込んで通った
寮で一人で暮らした
まわりに日本人はいなかった
知らない土地でわからないことも、回りの人たちに聞いて解決していった
聞き取れなかった英語がいつのまにか聞こえるようになっていた
大学に戻って、ダンスカンパニーに入ることが出来た
ピアノを時間がたつのも忘れて練習した
友達と本当に楽しめる、依存しないですむ気持ちで過ごせた
もうひとつ上を目指そうという気持ちが沸いてきた
知らない大都会に一人旅立った
自分で住むところから探さなければいけなかった
試験に受からなかったけど、くじけなかった
新しい修行の場を見つけた
大学から自分で見つけた修行の場に移る手続きもやりのけた
生活のリズムもひとりでつくる
文化を超えて、ダンスのパートナーとの協調もやってゆく
作品の創作も行う
自分のレベルアップもすすめてゆく
問題に直面したときはいっぱいいっぱいだったのに、自分で問題を解決していってる
自分を励まし
訓練し
まわりを観察し
注意深く道を選んで
自分の道を
道なき道を
歩き始めている
それは学生として教えてもらっているというよりも
新しい価値を生み出すための
失敗を積み重ねてよりいいものへ
チャレンジしてみようという姿に見える
プロの顔に近づいてきているわけだ
まだまだ新しい修行の場を踏んでゆかなければいけないだろう
そして自分の舞台も見つけなければいけないだろう
しかし語ることはいつも同じ
ひたすら磨きながら、お客様に共感してもらえるような、特別な価値を生み出してゆけるかだ
「世界一のパフォーマーになる」なんていうのを目的にしてはいけない
今までなかったものを、形にしてゆくことに集中する
そのためには足りないものも工夫して作り出し、準備し、そろえてゆく
君にレベル5をあげよう
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