お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Monday, July 21, 2008

間にはいる人

お客さんとの間に入る人は強い。たとえば建設会社。実際働いて物を作っているのは職人さんだけど、その手間賃を決めるのも、腕を生かす材料やデザインをコストで封印してしまうのも、間に入る建設会社。ただしセンスのいいデザインや、最初から仕上げまでの技術やプロセスを知っているという価値がなければ、いらない存在。オーケストラの指揮者も「こうしたい」というイメージを形にするために、お客さんと演奏技術者の間に立つ。
お客さんとの直接のインターフェースのない会社で、特に部品や労力を提供している会社は下請けだ。
中には何もしないのに、口利きとしてお客さんとの間に入って、手柄と評判とお金をかすめとるやからもいるから要注意だ。

どんな世界でも、お客さんとの直接のインターフェースは死守すること。変な人に間に入られないこと。
できれば一番太陽に近い位置に葉を広げること。そのためには、お客さんの見える位置に場を作って、いつも何か作品を発表し続けること。売ってもらおうなどとだれかを頼らないこと。自分で売ること。そして信用を広げること。

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