お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, July 06, 2008

禅の本

澤木興道(さわきこうどう)という禅のお坊さんのお話。
この人、幼い頃にばくち打ちの養子となって育ったんだけど、禅の道に入った。修行に入って間もなく、普段は興道を雑用係として使っていた老婆が、一人で座禅をしていた興道に向かってていねいに合掌をした。その瞬間、禅の本質を認識したという。
「どんな人間でも、一番尊いのはその人間が真剣になったときの姿である。そこには指一本触れることが出来ない厳粛なものがある。」

ヨセフの従者姿もそれを感じさせたし、きっとクララの練習風景もそうだろう。

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