お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, November 03, 2007

親と子の間の所有欲なき責任感

本からの引用。

あなたの子は、あなたの子ではありません。
自らを保つこと、それが生命の願望。そこから生まれた息子や娘、それがあなたの子なのです。
あなたを通ってやって来ますが、あなたからではなく、あなたと一緒にいますが、それでいてあなたのものではないのです。
子に愛を注ぐがよい。でも考えは別です。
子には子の考えがあるのです。
あなたの家に子の体を住まわせるのがよい。でもその魂は別です。子の魂は明日の家に住んでいて、あなたは夢のなかにでも、そこには立ち入れないのです。
子のようになろうと努めるのがよい。でも、子をあなたのようにしようとしてはいけません。
なぜなら、生命はあとへは戻らず、昨日と一緒に留まってもいません。
あなたは弓です。その弓から、子は生きた矢となって放たれていきます。射手は無窮の道のりにある的を見ながら、力強くあなたを引きしぼるのです。かれの矢が早く遠くに飛んでいくために。
あの射手に引きしぼられるとは、何と有難いことではありませんか。
なぜなら、射手が、飛んでいく矢を愛しているなら、留まっている弓をも愛しているのですから。

ー レバノン人の詩人カリール・ジブランの詩

鬱々として自己中心的な悩みや不満など、つまらぬものにとらわれて、世界中が自分を幸せにするために身を捧げてくれないと不平をいう代わりに、自分ですばらしいと思える目的のために用いられて生きること・・・・また自然の力の一つとなって生きること、それはまさに人生における真の喜びだ。

ー ジョージ・バーナード・ショー

(以上2つ「最強組織の法則」by Peter M. Senge より抜粋)

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