ウルフパックと傷ついたニワトリ
狼は普段は集団で狩りをするのだけれど、気候変動などで獲物がいなくなると、弱った仲間のうちの一匹を襲い、食べてしまうのだと言う。それでもまだ獲物が見つからないと、また弱った仲間のうちの一匹を食べる。次は誰の番・・・そんな緊張が集団の間に漂う。自分が生き残るために、「あいつが弱ってる」というターゲットを作ってしまう。これを「ウルフパック」と言うそうだ。
同じように、ニワトリ小屋の中の傷ついた一羽は、仲間に傷をつつかれてしまう。そして傷はますます広がってゆく。
金融危機の今、アメリカの銀行で起こっていることをたとえて「ウルフパック」と表現している。教室で起こっているいじめもニワトリ小屋の例にたとえられる。
生き残りをかけた現象なのか。なんで安全な教室がその舞台にならなければいけないのか。仲間はずれが怖いという気持ちは、おかしな社会を生んでしまうのか。
少なくともつつかれない、緊急避難の隠れ場所は必要なんだな。
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