お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, February 21, 2010

土俵と稽古場

土俵と稽古場、まはた試合と練習という言い方でもいいかもしれないが、さてどちらが相手を見ることに重点があるでしょうか。
お父さん流に言えば、「土俵は自分を見る割合を多くする場所」「稽古場は相手を見る割合を多くする場所」

自分を見るというのは「バランスとタイミングを見る」という感じ。
相手を見るというのは「目的のためにはどの方向へ進めばいいか」とか「こんなリスクがありそうだ」とか「この前提条件のときはこんな変化が起こる」とか、よく知らない相手を理解する嗅覚のようなものを磨く感じ。「道なき道を進む嗅覚を磨く」

稽古場のほうがむずかしい。本質は道なき道だから。よって時間もかかる。
自分に置き換えてみる(自分でまねしてやってみる)練習も必要。
条件別のパターンを試したりすることも必要。
漫然といわれたとおりやるのは、稽古をしていないのと同じ。本番の土俵であわてる。

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