お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, June 10, 2008

好きなことの力

「大学に受かりました」
みんなに報告すると「???」という反応。そう、みんなその大学の名前を知らない。誰でも知っている伝統校、有名校とは、偏差値の高さがさらに競争をあおった結果。好きなこと、やりたいことや才能を、その場所で伸ばしてもらえるかは物差しがない。コップの中の嵐のような受験。世界のトップレベルの先生が集まっているとは思えないけど。

面白い実話をソフト開発会社をやっている知人から聞いた。
世界で3本の指に入るようなソフト開発の天才が、縁あって知人の会社にやってきた。実はそういった連中は日本に興味を持っている。日本で働きたくて、実際にやってきたわけだ。その理由はアニメ。こちらは確実に世界のトップレベルの才能を引き寄せている。

海外の友人に聞けば、ヨセフの今歩んでいる環境は理想的だと同意見。
親元を離れてホストファミリーの元での日々、田舎ぐらしでの人間関係、自然豊かで質素な暮らし、ボランティアキャンプの参加、村おこしで経験するリーダーシップ、工夫して自転車を作る経験、旅、好きなことを極める、無駄な受験勉強に巻き込まれない、人生の価値観を考えられる環境。そのためには通信教育が必要になる。

クララの留学のときの審査でも分かるように、世界の大学で試されるのは「自分を見つめなおして表現する力」「勉強以外の活動でのリーダーシップの経験」「好きなことをベースに人生を積み上げてきているかどうか」「価値観」なのだ。
好きなことなら挫折を乗り越えられる。好きなことなら続けてゆける。好きなことをベースにしたら、全ての原動力の動機は強い。
そして経験できるチャンスは、買ってでも、飛び込んでいかなければいけないんだ。
受験勉強の知識を詰め込むことは、ポケモンの名前をたくさん覚えるのと変わりない。今の日本の状況が逆に、???。世界の田舎になっていることに気がついてほしい。

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