お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, May 20, 2008

だれでもできるじゃん

お父さんの仕事は、お客さんの気がついていない便利さを形にして売ること。
ここで大変なことに気がついた。
何も会社である必要がない。
だって実際ソフトを作っている人は、お父さんの会社の中に誰もいない。みんな外国だとか、いろんなところの人に作ってもらっている。社員として技術者を募集しても、必要としている技術がどんどん変わるので、その人がすぐに役に立たなくなってしまう。これを前のビジネスソフトをやっているときに痛感した。
フェイスブックは学生さんが始めて、1億人以上の会員数になった。初めから会社ではない。

せいぜい必要なのは販売要員。これもどんなチラシのデザインと文書を作れば、すーっと相手の人に響いてもらえるかという頭の勝負。だらだらと説明されてもお客さんは聞いていない。携帯のゲームのダウンロードのように、ネットの世界に抵抗がない人相手の商品なら別だけど、これだって、インパクトのある説明が必要。何が面白いのかって。
これがソフトではなく物の開発の場合は、資本も実験設備も材料もいる。でも、ネットにかかわるところは、今までとは違う考え方が成り立つ。
要するに
お客さんのことを考えられる人で、
お客さんにどんな価値を提供することがいいか、具体的にソフト上にイメージできる人で、
それをやれる人を見つけることができる人、
そんな人なら誰でも出来てしまう。

誰も考えてなかったことをやる。一気にたくさんお客さんを集める。これが今起こっていること。もちろんそのための技術の習得という、地道な努力が裏にあるわけだけど。

途上国では工業化があっている。人件費が安いからだ。
先進国ではソフトのような産業があっている。
そしてスポーツ選手やミュージカルのような、その人でないと表現できない世界が最先端かもしれない。

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