お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, August 19, 2007

介護見ると世話されるほうに自分を写す

だれも自分がしわしわで白髪のおじいさんおばあさんになる姿を想像できないけど、現実となる日がくる。もう人生半分以上を過ぎたお父さんだって、自分の歩くのがやっとになる姿は想像できない。君たちが思っている以上に若く、知らず知らず20代後半くらいの気持ちでいる。

よく若い娘さんが、お年寄りの車椅子をほほえみながら押している映像が放映されている。やさしさいっぱい、安心があふれている映像のようだが、たぶん60歳くらいになると、介護されている自分の未来を見ているようで不機嫌になりそうだ。映像を作った人は若い人で、愛や優しさ、安心を表現したいのだろうけれど。

お父さんは若いということだけが価値あるものじゃないと思っている。でも現実に体が動かなくなってきたらどう思うだろうか。
言いたかったことは、親切だと思ったことでも、高齢者相手のときには、若い人には思いもよらなかった反応が返ってくることがあるということだ。

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