お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, August 19, 2007

水の出なかった生活

ザンビアの住んでいた家は、乾季になると日曜日の朝1時間くらいしか水が出なかった。それもちょろちょろと。1滴の雨も降らない乾季は半年続くのだ。首都のど真ん中だったけど、お隣がホテル。きっとたくさん水を使うので、わがフラットは水圧が足りなかったんだと思う。
日曜の朝はちょろちょろぼこぼこという、水道管に水がじわじわ通る音で目が覚めた。大急ぎで水浴び。どっぷりバスタブに寝転がっても、腕がつかるかどうかぐらい。頭や体を洗い、バスタブをきれいにこすって栓をする。水をためるのだ。
10cmくらいたまると一安心。これで1週間分の煮炊きとトイレを流す水は確保。

ザンビアは高原の国。お父さんの住んでいたLusakaも1100mくらいの標高だった。乾季の始まる4月ころは、下の平らなコッペパンのような白い雲が、いくつもぷかぷか浮いていた。
そのときから3ヶ月くらいのうちに、だんだん草が枯れてくる。
明るく印象的な景色だった。

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