お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, October 08, 2011

プロは教えにくい

野球の野村監督が対談番組で言っていた。
「プロは金が絡むから伸びない」

「解説者をやっている頃、中学校の野球の指導者をやる機会があった。この経験は貴重だった。」
「アマチュアは教えればどんどん素直に吸収して伸びる。その通りやる。」
「ところがプロはお金がからんでくる。生活がある。だから教えた通りやらない。もしかしたらそれで時間がかかって、収入もダウンするかもしれない。それよりは今までどおりがいい。こう考えるのが大半のプロだ。」

ポイントはふたつ。
1.時間がかかること、今までのやり方を否定したり変えたりすることは、怖くてできないのがプロ。
2.素直に、そのままいわれたとおりチャレンジしないような、プライドが邪魔するのもプロ。

えー、そうなんだ。でもお父さんのまわりの「不景気でどうしようもない」って、今までのやり方を変えずにぼやいているだけの経営者をみていると、理解できる。

アマチュアだと、イメージしている壁が高すぎてチャレンジするのが怖くなり、自分で金縛りにあってしまうことはあるだろうが、これは少しレベルの高くなってきている証拠。かっこつけたいとか、先輩などになってまわりの目が気になる場合なのだろう。これはいい指導者に出会い、否定してもらうか励まされれば乗り越えられるのだろう。

自分を無にする、目的に対してのみ素直になることはむずかしいね。

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