お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, October 08, 2011

重い本の読み方

薄くても厚くても、重い本ってある。内容が今まで考えた事もないようなテーマで、読み進まない本。一般的に学校の教科書もそうだ。
難しい、わからない、面白くない。なんとなくタイトルに興味があってもだ。
でも、やっつけたあとには示唆に富み、考え方に幅がでることもしばしば。こんなタイプの本だ。

重い本の攻略法は「非まじめ」「欲張らない」「とっかかり」。

ぱらぱらめくる。知ってる言葉とか、分かりそうなことを扱っている項目を目次で探すとか、眺めるようなぱらぱらめくりの時間、枕代わりにつんどく時間をとる。最初の項目から読まないと気がすまないタイプの人は、そのまじめさを捨てる。目に留まったフレーズのあるページを探して「非まじめ」に読む。
全部理解しようとしない。ちょうど英会話で分からない単語が出たとしても、いちいちそこで引っかかって辞書を調べていると、流れが止まって嫌になるし、会話にならない。後で文脈から推測できるだろうと、そのまま聞き流し辞書を引かずにほっておく。わからないままにおいて、流れに乗ることだけに重点を置く。
大体こういう意味じゃないかなと検討がついたら、後で人に聞くか、辞書を引く。
「当たり」
これで身につく。勝ち試合での反省みたいなもの。これが「欲張らない」ということ。
目に留まったフレーズだけおってゆくのでもいい。「とっかかり」

だいたい人は自分の経験に当てはめて理解しようとする。だから経験のないこと、抽象的な概念は、頭の中で一生懸命今までの経験をサーチして、似たものを探そうとするからオーバーヒート、なかなか見つからないとストレスになる。わからない、おもしろくないというのは、取っ掛かりを見つけられないストレスへの防衛反応だろう。
だから淡々とすごすように攻める。

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