プロのアドバイス
君たちを見ていると、仲間同士の流行や考え方のトレンドは、ミクシーなどのSNSで形作られるような気がする。お互いに遠慮しながら。傷つくのがこわいという心理も大きいだろう。堂々巡りになって、考えても仕方がないことをずーっと追って、心が疲れてしまわないかということがちょっと気になる。
「考えてなくても意見は持つ」ってことを以前このブログで書いたけど、人はあとさきを深く考えずとも意見を発表しがちで、それもSNSをはじめとしてネット上の書き込みは感情的情緒的なものが多いと思う。
映画のけんかのシーンで強い助っ人が入ってきて「ちくしょー、おぼえてろ。ここはひとまず退却だ」と相手は逃げてゆき、助っ人も追わない。抜いた刀の納めどころのあうんの呼吸。こういった知恵もSNS上で発揮しにくい。たまに出てくるそんな意見も、行が送られていってかき消されがち。
プロは相手の置かれている前提条件と事実とを整理して、「要するにどういうことか」ということをつかみ、相手へ必要なことを、求められたタイミングに応じて言える人。「さすがはプロ」と感心するような人との出会いは宝だ。
本当に大切なことは何か。自分で正しい判断を下せる訓練を重ねていってくれ。そしてプロになっていってくれ。
お父さんも「お父さんのプロ」になりたい。
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