お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Monday, October 18, 2010

電子書籍をおばあさんが読んでいた

電子書籍、お父さん期待してしまう。
最近老眼で目が悪くなったから、拡大できる本はうれしい。
プラハの駅で電車を待っていたら、隣に座った銀髪のおばあさんが娘に「ケンドウはいいよ」とさかんに言っていた。
「おおっ、このおばあさんは剣道をやるのか」
そう思ってふりかえると、電子ブックをもっていた。
「キンドルはいいよ」って言っていたのだった。

Thursday, October 14, 2010

映画「ハーメルン」を応援したい

お父さんが今一番気になっていること、それは映画のエンドロールに名前が載るということ。
劇場公開される映画のエンドロール。そこに自分の名前が載るって、作品と一緒にずーっと残るのがなんだかうれしい。それがいい作品ならなおさら。
お墓に名前が残ってもなんか辛気臭いけど、映画に残る名前というのは、頼んでもなかなかチャンスがない。なんだかわくわくする。
そんなチャンスが映画「ハーメルン」にはあるんだ。
応援の募金をすると、エンドロールに名前が載る。
以下が応援サイトへのリンク。
http://www.fukulabo.net/is/hameln/support.html

「ハーメルン」の坪川監督って海外で作品が高く評価されているそうだし、監督自体の人柄はえらく謙虚で、「こうしなさい」っていうより、何か意見を言われたらすまなそうに「そうですね、そう思いますよね」といってしまうようなタイプだそうだ。そんなのでよく映画監督が務まるよなあって思われそうだけど、その人柄を慕ってわざわざハリウッドで活躍しているスタッフが「一緒にやらせてください」って集まってきたり、大物俳優さんたちも「お手伝いさせてください」って集まってくるそうだ。その話を聞いて余計興味を持った。

ひも付きならいくらでもお金が集まりそうなものだけど、そうでなく自由に撮りたいということで、お金に苦労しながら撮影に備えている。なんかわかるなあ。大手企業の下請けの経験をした中小企業みたいで。それに海外で評価されているけど日本でいまひとつというのも、すごく共感を誘う。
なんとか募金が集まってほしいなあ。いい方法はないかなあ。
マリアも千羽鶴を折っていた。

Wednesday, October 06, 2010

ツイッターの不思議

その時々にひとつのテーマを展開し、ひとつの結論を書くことがセットになる単位かなと思っていた。そうでないと問題も解決しないし、「で、どうすればいいの」ってなことになる。
ツイッターって、断片過ぎる気がするけど、どうしてこんなに広がったのかな。まじめに取り組んだら、ひとつの流れをずーっと追っていないと理解できないだろうから、疲れるだろうな。

プロのアドバイス

君たちを見ていると、仲間同士の流行や考え方のトレンドは、ミクシーなどのSNSで形作られるような気がする。お互いに遠慮しながら。傷つくのがこわいという心理も大きいだろう。堂々巡りになって、考えても仕方がないことをずーっと追って、心が疲れてしまわないかということがちょっと気になる。

「考えてなくても意見は持つ」ってことを以前このブログで書いたけど、人はあとさきを深く考えずとも意見を発表しがちで、それもSNSをはじめとしてネット上の書き込みは感情的情緒的なものが多いと思う。
映画のけんかのシーンで強い助っ人が入ってきて「ちくしょー、おぼえてろ。ここはひとまず退却だ」と相手は逃げてゆき、助っ人も追わない。抜いた刀の納めどころのあうんの呼吸。こういった知恵もSNS上で発揮しにくい。たまに出てくるそんな意見も、行が送られていってかき消されがち。

プロは相手の置かれている前提条件と事実とを整理して、「要するにどういうことか」ということをつかみ、相手へ必要なことを、求められたタイミングに応じて言える人。「さすがはプロ」と感心するような人との出会いは宝だ。
本当に大切なことは何か。自分で正しい判断を下せる訓練を重ねていってくれ。そしてプロになっていってくれ。
お父さんも「お父さんのプロ」になりたい。

Sunday, October 03, 2010

向き合っていかなければいけないこと

たとえばクレーム。原因不明のことが多い。作ったときには想定していなかったこと。
根本解決するためには改善では無理だということもある。
そんな現実に向きあわなけれはいけない。
決まった答えのない問題をどうやって解くか、試してゆく手順を考えなければいけない。
現実性やコストも考えながら、解決できる人や手段を見つけなければいけない。
やってはいけない使い方をしたならともかく、普通に使っていたことなら知らないなんて言えない。すくなくとも原因を探り対処方法をさがすなど、何とかし続けなければいけない。
これが責任。
おとなは結構つらいよ。