アパートを自分で借りることできるかな
お父さんも含めて、経験を積んできた人やいままで気軽に聞くことができた人、問題を解決してくれた人はじきにいなくなる。きっと想像以上に早いよ。
新しい技術に取り組むなんてレベルでなくても、社会人の多くははたいてい知っていても、君たちにとっては今までやったことのないことがたくさんある。たとえば銀行の口座の作り方から始まって、アパートの借り方、引っ越したときの住民票の転居、連帯保証人を頼まれたときどうするか、キャッチセールスにつかまったときにどうするか、保険はどう選ぶか、商売で売り上げが伸びているほど資金がなくなって倒産しやすいということなどなど。手取り足取り、必要なときに必要なことだけ教えてくれるなんて、都合のいいことは世の中ほとんどない。
コンサルタントさんに相談すれば言いというかもしれないけど、何を聞くかによって結果は正反対だ。何を聞くか、前提条件は何かを自分で考えることができなかったら、かえって失望するよ。
結局いろいろな情報を自分で判断して行動しなければいけないんだ。だから、いなくなる前に自分のこととして受け止めることを心がけなきゃ。
試行錯誤することを面倒がっていたらどうなるか。誰かの言うとおりやっていればいいと考えていたら、騙されても、無駄なことをやってしまっても、いやなことをやらされ続ける身になってもあとの祭り。そんなことがこの先いっぱい待ち構えている。
時代が大きく変わっているので、今までの経験が役に立たない道なき道が待っている。
どうすればいいか。
すべてのことを「自分に降りかかっていること」として受け止めるしかない。はじめから「道なき道を行くのが当たり前」と腹をくくるしかない。自分を奮い立たせて、自分から飛び込んでゆくしかない。それがラクで楽しくなる道。
自分でやってみる、失敗しても身一つで生きていけるうちにどんどんやってみる。
何も失うものがないことが一番強いよ。
以上がお父さんからの1000回目のお話。
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