お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, May 11, 2008

ためいき

本を読んでいて、自分ならどう考えるかを本の空いているところに書き込んだりする。
結構ため息が出る。
読んでいるのはベンチャー起業の本。 自分の人生や、やろうとしている新規事業のことを考えるため。そこでは3つの相手について質問に答えられるか、認識した上で行動計画を立てているかということが基本なのだが、いつまでたってもわかっているようできっちり答えられないものだと気がついて、ため息・・・

3つの相手と質問とは、
【お客さん】
 お客さんは誰か?無意識にどんなことを求めているのか
 どんな事業にチャンスがあるのか
 ターゲットのお客さんの求めているものは何か
 実際にどういう動機で、どういうものにお金を払うのか
 その事業の業界はどの方向に変化しているのか
【ライバル】
 成功しているプレーヤーはだれ?なぜ成功したのか
 成功要因につながる得意なものは何か
 ライバルそれぞれの強み、弱みは何か
 自分の弱みを補うための提携やパートナー候補はだれか
【自分】
 見てもらいたいお客さんへ提供する製品のコンセプトは何か
 最初はひとりで舞台を作るか、だれかと提携するか
 どんな作戦でステップを登っていこうとするのか
 少しでも収入と支出のバランスをとっていけるのか
 必要なスキルや協力者、お金、ものをどうやって調達するのか

一人で考えていると、もやもやっとしたまま、歯抜けの答えでほおって置きたくなる。
反面、このくらいのことをはっきり心に決めていなくて、どうしてうまくいくのかと思ってしまう。
誰かとディスカッションして答えが出ればいいけど、「それはあなたが決める問題だよ」という判断や価値観の要素も出てくる。
事実を観察して、数字で表すのに、結構な努力が要る。
どうすればわかるか、どこで何を調べればいいのか、具体的な手作りの調査方法を考えるのも大変。だって、答えの決まっていることじゃないから。

こんな理由で出るため息。
クララはどうしている?よりよい人生を生きようとすると、君も考えなきゃいけないことでもある。

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