サーフィンになっちゃう
グーグルのトップページは、記入をする枠がひとつのシンプルなもの。これが考えれば考えるほどとてもよくできている。
たとえば何か調べようと思ったとき、昔は関連分野の本や雑誌を見て調べた。本を全部ていねいに読んでいると疲れてしまって「いったいどこに必要なことが書いてあるんだ!」といいたくなる。ということで、妥協して最初に目に付いたことをだらだらっと写す。調べようとしたことからどんなことを発見したか、どうすれば一番いいか、価値のある新しい考え方はこれだ・・・なんていう結論まで考えることはほとんどなかった。書いてある、新しく知った知識の受け売りをひけらかすだけ。その情報源がテレビのニュースや同じ番組だったとすると、「あ、それ私も見た」で会話は終わってしまう。続いても「すごかったね」や「ひどいね」で、解決策などは出てこない。
まるで山を登るとき、1合目から舗装道路を歩いていって、5合目あたりでギブアップといった感じ。本当の山道を歩かずに。
グーグルはストレートに関連する文書の一覧をだしてくれる。うまく利用すると考える時間を持てる。
5合目の駐車場まで車で行って、その後山道を頂上まで歩いてゆくような感じ。
ただし、ネットサーフィンになってしまうといけない。迷子になって遭難する。
目的の言葉をずばり入れて、新聞をずっと読んでいくようなサーフィンにならないこと。新聞記事も興味のある用語を入れて、RSSで記事を選んで送ってもらうことが道に迷わないということ。
そんな時代を反映したのが、グーグルのトップページだ。
0 Comments:
Post a Comment
<< Home