投資不足なのか
お金をかけて何かを作って、それが売れて初めて最初にかけたお金が回収される。
最初にかけるお金は製品を開発するだけではない。ダイレクトメールや宣伝する費用が意外とかかる。
お金が回収できるか、ひやひやする。保証はない。リスクだ。
お客さんから「こんなものつくってくれ」といわれて作り出すなら買ってもらえる保証つきだ。だけど、お客さんが「あなたなら私の望むものを誰よりもうまく安く作ってくれる」と信じてもらえなければ、声をかけてもらえない。評判や実績がものをいう。
お店の場合も最初に仕入れておいて、品数豊富に店頭を飾らなければいけない。そのあるものの中から選ばれる。やっぱり最初に仕入れるお金がかかる。全部売れる保証はない。
何にどのくらい投資をすればいいのかは、確実には予測できない。唯一、人生を賭けてこんなことをしたいと思ったことなら後悔しない。好きでやること、後悔しないこと、自分の求めて歩いてきた道の延長なら後悔しない。
練習や勉強にかける時間やお金も同じだ。投資ということだ。
成果が出ないとき、投資不足ということもある。自分が投資先でも、他の人との競争で結果が決まることもある。それはレベルの問題。望みが高ければ壁が高いだけ。低いところでも活躍できれば無駄にはなっていない。ゆっくり回収もできる。
オーケストラの入団試験に落ちたピアニストが、ピアノ教室を開いて得た収入が、オーケストラで演奏する人より多いということもあるだろう。問題は、生き延びることを維持できる範囲でのゆっくりさかどうか。会社なら給料を払うのに足りなくて倒産してしまう。個人なら就職できなかったり、バレエスタジオを開いて生徒さんが集まらなかったり。食べ物を買うお金が得られなくなる。だから、どのくらいの投資が必要なのかはいつも大問題なんだ。
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