お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Monday, October 08, 2007

たぶん3ヶ月

ペルーとウルグアイの旅は50日ほどに及んだ。一緒に旅を続けたのは、旅の途中で知り合ったウルグアイ人の学生たち。スペイン語半分、英語半分のような日々。持っていたのは4ヶ国語旅行会話だけ。そして頼れるのは、出会ったばかりのウルグアイ人の学生。
1ヶ月を過ぎた頃からか、スペイン語の語感が耳になじんできた。さらっと口から出たのは、耳から覚えたスペイン語。英語は相変わらず頭の中で日本語からの英作文。
多分3ヶ月この生活が続いたら、もっともっとスペイン語が話せただろう。伸び盛りの赤ん坊のように、真っ暗な闇夜が明けてゆくように。
どっぷり浸かり続けて1ヶ月、3ヶ月が、ひとつの区切りのような気がする。

日本を出て2ヶ月ほどした頃、アマチュア無線で日本と交信する機会があった。日本語がとてつもなく懐かしい言葉に聞こえた。ずっと無線機のマイクの前で、雑音にかき消される声に、「もしもし、もしもし」と話し続けていた。

0 Comments:

Post a Comment

<< Home