経典ってすごくない?
1000年以上も昔に、いろんな宗教が栄えた。その教えは経典などの形で残っているのだけれど、たとえばお経という呪文のような中に構築された広い世界、すごくない?多くの人を納得させる整然とした世界を構想したのだから。
ここ何百年かで、物理や化学が発達して生活が楽になった。車や飛行機、建築や土木技術、大量生産の機械、コンピューターによる制御、通信、そしてそれを支える素材。とても一人では全部出来ない専門技術の連携の時代なのだ。人は自然界にあった力以上のパワーを得た。たくさんの物のよろいをまとっているんだ。だから制御し切れなくて、大量破壊や交通事故のようなことも出てくる。昔の人から見たら、神のパワーを持ったようなものだろう。
科学技術の時代に経典の解説を聞いていて、あらためてこんな広い世界をよくも構想できたものだと思った。人間というものの理解や深い観察が、多くの人の共感を呼んで今日まで残ったのだろう。
機械の制御や位置情報は発達したけれど、人間の制御や他の人や自然との関係をわすれちゃいけない。残念だけど、経典を作った人の知恵を忘れていることに気がついていないようだ。
クララは今、よろいをまとっていないようなもの。お金も知名度も無い。物も持っていない。
知らない世界では、まわりが君のこと、どんな人なんだろうと思っている。人間力で勝負しないと何もはじまらない。受け入れてもらえない。君は今、生まれてはじめての、大変な経験をしているんだ。
キーは「知恵と行動」
0 Comments:
Post a Comment
<< Home