地図と単語帳
時間はややもするとすぐに無駄に流れてしまう。つまり、道を外れたり寄り道をしてしまうということ。
ベストの計画を立てたつもりでも迷いが出る。たとえば、やっぱりこれを使ったほうがよかったんじゃないかなと、使い始めた基本の教科書や問題集も目移りしてしまう。これはルート変更と同じ。東海道を行こうと思っていたのに、途中から中山道へまわるようなものだ。だけどそのリスクを意識していない。
入試にはどの問題集が一番いいかなんてわからない。自分の理解を一番助けてくれる読みやすい物を選んだら、自分の栄養になるように疑問を残さず、消化するしかない。登山で言えば山の入り口はどこでもいい。しっかり踏みしめて、より高いところへ行くのだ。
さてやったつもりでも、事実はよけいなことに時間を使ってしまい、集中していないことがある。そのときは2つの対策がある。
1. 監禁作戦。
集中できる環境に一定時間いること。たとえば図書館に行くとか。ほかのことが出来ない、それしかない場所。どっぷりつかれる。
問題集はふりかえるとだんだん汚れてくる。汚れたページがだんだん厚くなってゆく。これで登ってきた道のりを実感できる。
2. すごろく作戦。
地図に家とめざす大学のある場所に線を引き、問題集をやった分だけ線を赤で塗りつぶしてゆく。たとえば大阪の大学だったら、「昨日沼津まできている。今日はそこから静岡まで進んだ」という風に。すごろくのような物だ。何をどのくらい進めたかは、Todoリストや単語帳のようなものが必要。書く単位は必要な項目。あとでばらばらにして集めると、なにが足りないかわかる。ノートに書いたら集計できないのでつかめない。 出来たぶんだけ塗りつぶすなど変化をつけること。ただの標語は壁に貼った瞬間、安心感で心の中から消えてゆく。観光地で撮る写真のようなもの。撮ったらそこは終わり
さて、ここからが大切。
時間が無いときは足りない物は最小限30点とればいいことにして、得意なところをもっと伸ばすように時間を使う。
お父さんは受験のとき、英語に3ヶ月、物理に1ヶ月、数学は2週間の時間を割り当てた。英語の参考書は500ページくらいあるものだったけど、数学は苦手だったので30ページくらいの参考書を2週間やったきり。つまり数学はほとんど捨てていたわけ。それでも天は味方してくれた。
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