お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Tuesday, November 28, 2006

親身の指導

親のように指導すること。つまり、親が一番子供のことを考えているわけだ。

マリア夢への歩み

マリアが夢に向かって歩き出した。
助産婦復帰。園芸療法の本格的勉強。

チャックベリーをさがせ

著作権違反やとてつもない買収金額が話題になったユーチューブだが、ふと思い立ってマイケルジャクソンのスリラーを探してみた。あった。懐かしい映像だ。こんな映像が残っているなんて。
次はスティービーワンダーを探してみた。頭をゆらゆらして演奏している。
頭をゆらゆらしているといえばレイチャールズ。足もいっちにいっちにと動かしている。
チャックベリーを探した。お父さんも知らない若い頃のチャックベリーがジョニーBグッドを演奏している。あの片足を前に投げ出してのぴょんぴょん歩きも健在だ。
ユーチューブは画像図書館だと、このときまさに思った。

マリア隠れたい

妹を連れて教会へ行く途中の女の子に車ですれ違った。マリアはそれを見て急に隠れたくなったという。
普段教会へ行っていないなあ。
お父さんは高校1年生の春、同級生2人と京都奈良へ行った。普段の高校生活と違う、静寂な雰囲気に急にあこがれたのだ。大学に入ってからも京都は好きな場所のひとつだった。そして禅に興味を持った。
旅で知り合ったスイス人のモニカさんを連れて、夕方に竜安寺に行った。閉園となって何人かいた拝観客は次第に去ってゆき、枯山水の庭はお父さんとモニカさんのふたりだけになった。暗くなってゆき、静けさはますます深くなった。
何年かしてモニカさんに会ったとき、彼女はスイスで毎朝座禅を組む生活をしていた。
お父さんも普段の自分を振り返って、ちょっと隠れたかった。

お隣さんのお葬式

この街も70代が増えた。40年前に分譲されて、若い夫婦が小さな子ども達と生活を始めた住宅街。
母と同じ年のお隣のおばさんがなくなった。
気がつくと、自分も歳をとったものだ。

技術なくても構想力でやっていける

長い間、お父さんはプログラミングができないからソフトは作れないと思っていた。
技術をもっていなければ、何も進まないと思っていた。
でも最近気がついた。どんな仕組みを作るか、構想力を働かせることはできるって。それをより具体的に表現することによって、プログラムを作ってもらえばいいってことも。
どんな場合でもあきらめることはない。
構想力が大事。
それを実現するにはどんな仕組みを組み合わせるか、ひたすら具体的になるように考えることだ。

白いキャンバス

こういう夢を実現するにはどうしたらいいか。
頭の中の真っ白なキャンパスに絵を描く。
目の前に見えているものを書くのではない。
構想力を育てるにはどうすれば一番いいか。
ヨセフに一番教えたいこと。

Sunday, November 26, 2006

海釣り

てこぎボートで海釣り。アジがクーラーボックス半分釣れた。
手漕ぎボートで海に出ると不安だ。だけど、広い湾を自分のものにしたような快感がある。そういえば、マラウイで湖に漕ぎ出し、島まで1時間半こいだなあ。
雲が良く見えるなあ。青い広い空。こんなに雲を長く見ることは街の中ではない。

やっぱりころばないスピードで

ブッちぎって、誰もやっていない分野をどんどん開拓してゆく人もいるが、大抵は途中で強いライバルが現れてしまう。お父さんの仕事で言えば、中小企業が一生懸命やって注目されるようになってくると大手企業が参入してきて、あっという間にお客さんを持ってゆかれるようなもの。よくある話だ。だから順番を考えて、転ばないスピードでだんだん早くしてゆくことが大切。助走している間に力を蓄えるんだ。よちよち歩きの間は守られるよう、岩陰に潜んでいる必要がある。ちょっとずつ冒険して学んでゆく。

Sunday, November 12, 2006

方向を示すこととスピードを示すこと

リーダーとして一番重要なことだそうだ。
スピードを示すことは時間軸を示すことともいえる。つまり、いつまでに何を行うということ。
これはお父さんの経験から言うと結構難しい。特にスピードについては、いつも意識して記録をとる癖がないと、思い入れだけでむちゃくちゃな日程を立ててしまう。
方向性はピラミッドで考えて、説明ができないといけない。実は前提が違っていて、他の人と意見がかみ合わない場合も多いから。ピラミッドが出来ていると、なぜかみ合わないのか説明できる。

Saturday, November 11, 2006

反抗期の子に親ができること

食事を作る
洗濯をする
お小遣いをあげる

ルカの決心

「自分はいままでしてもらってばかりいたけど、これからはしてあげるようにするよ。」こんなことをおとうさんとお母さんに言い残して、ルカはリビングを出て行った。
ひと月たってルカに聞いてみると、自分が何を言ったか忘れてしまったようだ。

Thursday, November 09, 2006

三角形の面積

円周率で円の面積を計算することを除けば、すべての面積は三角形の組み合わせで出せる。世の中では測量がいい例だ。みな三角形の塊にして、土地の面積を出している。まずこのことがわかれば、余分な台形の式だのを覚えなくてすむ。
このほかに、こういったかなめになる物はどういうものがあるか。考えてみよう。

Wednesday, November 08, 2006

行けない事を理解してもらえない

クラスに対してのヨセフの一言。「行けない事を理解してもらえない」
気がついていないかもしれないけど、クラスに対する恐れがあるからだろう。だれだれがいじめるからという類の物ではない。漠然とした恐れ。罪悪感のような物もあれば、みんなが敵視しているように思うこともあるだろう。
恐れをそのまま受け入れて、だけど行ってみるという日が、すこしづつつみ重ねられているのは確かだよ。

腰痛も出てきた

学生時代、思い出すといつもあちこち痛かった。ひざの炎症、首の筋を痛める、足首が急にひっくりかえるなど。筋肉痛はしょっちゅう。だけど今はそんなことはない。やはりスポーツは無理して練習すると体に悪いかも。
マリアがここ何日か腰痛を訴えている。ちょっと心配だ。

夜中に沸いてくる

いろんな言葉や考えは、夜中にたくさん湧いてくる。
朝にはいろんな別々のことから、素敵なまとまったひとつの考えが生まれる。

自分と重なる思い

スランプのときクララの一番力になったのは、ピアノの先生に話を聞いてもらったことだとクララは言っていた。後で聞いたのだが、ピアノの先生も、若い頃の自分と重なるものをクララの中に見ていたという。だから共感できたのだろう。
クララにしても、ヨセフにしても、ルカにしても、大人はとても自分たちとは違う物だと思っているだろう。だけど大人たちにとって、中学高校時代は自分も通ってきた道でもある。歳がすごく下であっても、君たちの中に自分と重なるものを見ることがあるんだ。
大人だって、子どもを尊敬することがあるよ。
君たちなりの、いろんな試練を乗り越える努力は、ちゃんと評価されているんだよ。

ドコモにかなわないかな

価格競争になったら体力のあるところにはかなわない。持久戦は中小がさけるべき方法か。あの大きなソフトバンクでも、ドコモと安売り合戦したら勝てない。
真似されない、真似できないものを持つことが一番必要だね。すぐにはできない。いろんなものの積み重ね。それから違う方向性を示すこと。たとえばauだったら若者中心主義。それを中心にデザインも機能もすべて統一する。はずれたら、大失敗だけどね。

君たちも自分自身の歴史を振り返ってごらん。自分にとって苦にならない努力の分野の積み重ねが一番の宝になるよ。

進まない立案、進まない家庭学習

家での夜の理想の過ごし方。実現できていない。ただリラックスはしている。

見守られている

今日はすきやき。ヨセフの旅先での夕食。
先生が教えてくれた。君はいつも、温かい目で見守られているんだ。

評価する人、感謝する人、質問する人

お父さんが思うに、トップになる人はこの3つを兼ね備えた人。
人はやったことについてどう見てくれるのかを知りたいものだ。それを伝えてくれる人は有難い。
やったことに感謝してくれる人はやる気を出させてくれる。
質問する人は気がつかなかったより深い洞察を教えてくれる。
この3つを兼ね備えた人がそばにいると自分の生長の糧になる。

寝る前にささげ続けたお祈り

バレエにかようになってから、夜帰ったらバタンキューで疲れて寝てしまう毎日だけど、その前までクララは、毎晩欠かさず寝る前に家族の幸せをお祈りしてくれたそうだ。
事故があったらどうしようと、一生懸命お祈りしてくれたそうだ。
今まで知らなかった。
お父さんはクララのお祈りに守られていたことを知って暖かい気持ちになったよ。
ありがとう。

読めない名前

ルカのクラスメートの名前。読めない。凝った名前だなあ。

マリアの後悔

「女性も外で働くことが多くなりましたが、子どもたちのそばにいてあげられるのと同じ価値ある、または収入のある仕事やアルバイトをしていますか?」
マリアはその言葉に後悔の気持ちを持ったという。

Tuesday, November 07, 2006

休ませると立ち直るサーバー

コンピューターはリセットだけではメモリの中が消えないみたい。一度サーバーは電源を切って、しばらく休ませてから再度立ち上げるといい。
人間の連続した毎日。気持ちを切り替えようとしても、切り替え切れないときもある。そんなときは深く眠ることが役立つと思っている。また違う景色の朝がやってくる。

修学旅行の思い出

柳生街道を奈良公園から歩いたこと。蛇が道を横切っていたこと。
名物柿の葉ずしがまずかったこと。鷲尾山の宿舎から見た瀬戸内海がきれいだったこと。
倉敷を気に入ったこと。
同じ班で「何も持ってこないで身一つで旅する」と約束したのに、東京駅に集まってみると、ひとりだけしか約束を守っていなかったこと。
荷物はパジャマのズボンだけもって、8日間過ごしたこと。
風呂は入ったんだっけ?タオルはどうしたかなあ。お土産買ったかなあ。

Sunday, November 05, 2006

がんばる子のイメージ維持に疲れた

こういう気持ちは「人からどうみられるか」を前提にするから疲れる。人の愛を失いたくないからとか、がっかりされるのが怖いからだから、振り回される。
自分のためにと思えばそれは自尊心。これはいいよ。真理に忠実に生きようとすることでもある。

匿名の世界

相手からは見えないけれど、声だけは聞こえる。匿名の世界。インターネットの掲示板もそうだし、家族以外から見るとこのブログもそうだ。匿名の社会は好きなことを自由に言えるけど、危険も多い荒野だ。子ども達はこの匿名の世界と、ますますうまくつきあっていかなければならない時代。
何があるかわからないときは、何を頼りにしたらいいか。お父さんの結論は「ピラミッドで考えること」だ。

もし企業が匿名だったら、だれも信用して買ってくれないだろう。
もしどこから撃たれるかわからなかったら、だれも町を歩かないだろう。
もしどこに地雷があるかわからなかったら、だれも土の上を歩かないだろう。
安全な社会、ルールに守られている社会、企業の製品を安心して買えるのが当たり前の社会。そう思ってないだろうか。
そういう社会を努力して作ってきた大人には、そうでない社会があったことを知っている。
匿名の世界は新しい荒野だ。
大人も子どもも同じく危険にさらされ、同じく魅力的でもある。

ユーチューブとデスノート

ビデオを編集して見せ合うのに、DVDにコピーして郵送するのは大変だ。ヨセフの作ったヨセフ版デスノートの短編ビデオはユーチューブにアップした。いとこたちにアドレスを教えてあげればOK。一般公開モードにはなっていないけど、仲間うちでは見ることができる。
会社の同僚で、赤ちゃんの様子を撮ったビデオを遠くの親戚に見せてあげたい人も、ユーチューブにトライ。ファイルを作るのはちょっと知識が要るけど、ユーチューブにアップするのは簡単。
インターネット上にいろんな入れ物が出来たね。

Saturday, November 04, 2006

言われるとやる気なくなる

お父さんもそうだ。

あの人ならどう考える

正解のないことが多い社会。自分の判断があってるのか間違ってるのか。
仮説検証で物理の法則に沿っているなら正解と考えられる。またもうひとつの考え方として、あの人ならどう考えるだろうと想像するのも正解への糸口だと思う。
たとえばレストラン選び。ガイドブックに載っていても、自分にとっておいしいかどうか疑問。だけど自分と同じ味覚の人の推薦なら、そのレストランに行ってみようと思うことがある。
尊敬するあの人ならどう考えるだろうと思いをめぐらすことが、ひとつの羅針盤ではないだろうか。

Thursday, November 02, 2006

大人になってあらが見える学校の授業

今社会で求められているスキルを、学校で教えているのだろうか。
コンピューターの理解のため、数学では集合が大切だと思う。
英語は中3までのレベルを使った会話。
国語はピラミッドストラクチャー。
理科は疑うこと。「なぜそういえるのか」ということを証明する実験方法を考えること。
社会は白紙の状況にフレームワークを考えること。つまり、何も無いところで理想の社会を考えること。

先生を見抜け

お父さんの年になると、同級生で今は先生をやっているやつがひとりやふたりいる。普通の学生時代を送ってきた人、優秀だった人などがいる。
君のまわりのだれが将来先生になると思う?そう思いながら、今の先生も昔は同じ学生だったことを思い出してくれ。タイトルに惑わされずに人を見ろ。

Wednesday, November 01, 2006

1文章1メッセージ

メールを書くとき注意することは、「1文章にひとつのメッセージしか入れない」ということ。いくつもいろんな事を書くと、いいたいことがぼやけるし、後で探せなくなる。
ブログも一緒だ。

逆の経験は価値あるけどたいへんだ

逆の経験をしないと、普段の価値がわからない。
だけど一度逆の経験をすると、流れが変わって戻れないことがある。
喧嘩の後の仲直りや復活。
どちらも大変だけれども、すばらしい味のある果実だ。ドラマがある。

高度なパスの世界を目指せ

友達と遊ぶのは楽しい。サッカーのうまい子と一緒のチームなら、レギュラーで試合に出るチャンスも少ないかもしれない。それはつまらない。
でもうまくない子が多いと、楽しくてもパスが通らなかったりしてぼろ負けする。そうするとやはりつまらない。
理想は高度なパスの世界。お互いがうまく引き出される。
友達を大切に。合わせて下がるか、前に進んで引っ張るか。どちらを選ぶ?

最後の砦はバレエ

スランプのクララ。でも最後の砦バレエは休まない。
朝なかなか起きれなくてもいい。エネルギーをためなさい。最後の砦以外はみんな電源オフにしてもいい。君は色々な試練を乗り越えてみんなの憧れになるくらい、十分によくやってきている。

未来の不安を前にしたとき、自分の中の恐れを前にしたとき、お父さんはもう一度言ってあげたい。
「君の歩いてきた道は間違っていなかった。」
決断があっていたか間違っていたかは後にならないと分からない。たとえ思うような結果が出なかったとしても、「それも今の自分。そこからまたスタートしてゆこう。」こう思えるなら君は間違った道は歩いていない。まだゴールに着いていないだけだ。そう信じることだ。

やっぱり片付けと記録からかな

ピラミッドで考えることを勉強してなんとなく感じたことは、「スタートは整理と記録から始まる」ということ。ぐちゃぐちゃをぐちゃぐちゃのままにしていても、何も生まれてこない。整理しようと動かすこと、波を立てることから新しい発想が生まれるし、やる気もでてくると思う。
記録はイメージ化するために必要。記録をつけたり書き出すのはめんどくさいけど、ないと頭の中はぐちゃぐちゃと同じ。

達成感を味あわせてあげたいルカ

ときどきわがままで口が悪いけど、ルカはよくやっている。ひとつずつ大切なことを理解して、決して道を外れていない。そこはお父さんの自慢だ。
地味なリフティングの練習をつづけて、名人クリアしたあの達成感を覚えているか。お父さんもうれしかった。誇らしかった。
成績のよしあしは言わない。お父さんの主義じゃない。
お父さんは勉強でも、リフティングのときのような達成感を持ってもらいたいだけだ。地味な努力をつづけることでしか得られない達成感。それにいっしょにチャレンジできることはお父さんの幸せなんだ。
最近なにか地味な努力をつづけているかい?いつでもつきあうぞ。

すごいぞヨセフ

中間試験のあとにちょっと気落ちしていたが、また朝スーッと出かけていった。
落ち込んだり、復活したり、行ったり行かなかったり。何度も繰り返しながら進んでいる。