お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Sunday, August 27, 2006

兄弟

ヨセフへ。
兄弟は他人の始まり。仲のいい兄弟もいれば、仲違いしている兄弟もいる。おじいちゃんの兄弟も1枚岩とはいえない。身近なところにも別々で家業をしているなどの例があるくらいだから、世の中を見渡せば、遺産相続などでどろどろした争いをしている兄弟はいくらでもいる。
逆に血のつながっていない兄弟なのに、仲がいい人も身近に見かける。

親しき仲にも礼儀あり。お父さんたちは君たちをひとり立ちして自由な人間にするというのが役目だ。だから何の負い目も負わずにやっていける技術と、借金におぼれない用心深さと、チャレンジする勇気とを身に着けてほしいと思っている。もうひとつ大切なことだけど、親しき仲にも礼儀ありという気持ち。忘れないでくれ。そうしたらお互い何も負い目はない。

お兄ちゃんと呼んで育てたから弟から慕われるというものでもない。お兄ちゃんらしくしなさいと言われることでの窮屈さもあるだろう。うちはお兄ちゃんとも呼ばなかったし、らしくしなさいとも言ってこなかったね。
尊敬は努力と勇気がもたらすものだ。敬意は自分自身がチャレンジして、努力した経験から価値を理解できたときに払えるようになる
価値ある人になってくれ。

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