テニスの壁打ち
ひたすら自分の体の感覚と向き合う。壁は無常にも、打ったとおり返してくれる。強すぎれば強く、コースが悪ければあちらの方向へ。無理をすると続かない。リズムに乗れない。ちょっとの狂いがだんだん広がってゆく。微調整、修正には力を抜くこと。
テニスの壁打ちで覚えたことは、はやる気持ちを抑えて、最初はゆっくり、力を抜いて、自分の感覚と向き合ってゆくこと。
頭では出来ない。よくあることだけど、力が入ってやり続けて、疲れて力が抜けてきてからが本番。新しい感覚をつかむ。
もっとも、それでも次回、その感覚をすぐ取り戻せるかは別。何度か行ったり来たりだ。とらわれてはいけない。本当に正解だったか。聞いていたこととは、まったく違うやり方だったことも多い。不思議だ。
打った球が同じだと思っても、壁のちょっとしたでこぼこや、地面のちょっとしたすべり具合、ラケット操作でついたボールの回転の差で、違った玉になる。思い込んだら違いが見えない。錯覚との戦いでもあるんだ。
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