お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Thursday, January 25, 2007

下請け根性

ビジネスは本来、対等にお互いの価値の接点を話し合って合意できたらよしというものだけど、お客さんという言葉に必要以上に上下関係を感じるのが日本的というものか。たぶん物事の筋とか原則を考えないでいるからそうなるんだと思う。相手の言ったことが必ず正しいのか。
どつぼに入らないためにも、ほかにない自分の強みを確立しなくては。
下請け根性は「お客様を大切に扱う」ということと、「いつも相手の言うことが正しい」と思ってしまうこととを混同している。だから図に乗ってか、今はクレーマーがいたるところにいる。
「顧客満足度」って言葉がある。ISO9000をとると、「顧客満足を高めていくこと」と書いてある。だけどクレームをつけられたら、お金をジャブジャブ使って改善しろとはどこにも書いてない。法令で守る最低限のことは別だけど、かけるお金の範囲は各企業が決めることなのだ。
生きてゆくって、楽じゃないね。
クララ、ヨセフ、ルカ。相手が誰であれ、筋を通しなよ。どちらが正解ともいえないときは、相手を選んで判断しなさい。君たちはいつでも自由だ。心を縛られるな。

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