お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, December 09, 2006

替わりに何を調べたら証明できるか

バランススコアカードのKPIではないけれど、いつも頭におきたいこと。「代わりに何を調べたら証明できるか」
今「ピアノの調律士の数はアメリカに何人いる?」と聞かれても、調べた人もいなければ統計もないだろう。でも代わりのより明らかな数字から推測することはできそうだ。人口とか、家に来ている調律士の仕事にかかる時間とか、ピアノ教室の数だとか。
より確からしい根拠を考え出す努力をやめないこと。ここがお父さんに足りないことだった。
きっと教室で教えられることに慣れた日本人全体にいえること。

そういえば昔、届けられた財布が一番多い交番を調べて、銀座に阪急デパートを建てたという話を聞いたことがある。デパートの立地を検討するとき、「たくさん財布が落ちている=デパートで買い物をする人が多いだろう」と推測したのだろう。はっとさせられる知恵だ。
時代は変わっている。まずは知識を疑え。

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