あこがれは年齢を超える
ヨセフへ。
お父さんの友達のO君。英語が大の苦手だった。いつも赤点ギリギリ。
大学も山が好きだったから林学科。だけどコンピューターソフトの会社に就職。そしてニューヨークへ。数年して赴任先はロンドン。それ以来、会社を変わっても外資系の会社ばかり。毎日英語漬けだ。それでやれている。
彼はギターを持っていた。クラブで習ったり、先生に教えてもらうことはなく、自己流だった。そして50近くになり、ヨセフの学校のギター発表会を見たことがきっかけとなってギター教室に通うようになった。ずっとあこがれていたようだ。
お父さんの友達M君。中学高校は帰宅部。だけど30を過ぎてからジム通い。ボディビルダーのような体をしている。おまけにここ数年は古武道まではじめた。お父さんが中学のときに柔道をやっていて、鍛えられた体をしていたのにあこがれていたようだ。
お父さんの友達S君。やはり帰宅部だった。だけど2年浪人してから医学部に入り、そこで柔道部に入った。お父さんには大人になってから、あんなに苦しい練習をしなければいけない柔道を始めるなんてことは、考えられなかった。やはりお父さんや友達のT君が柔道をやっていたことにあこがれていたようだ。
中学高校のときにできなかったこと、あこがれていたことは、大人になっても始められる。そして昔やっていた人以上に楽しく続けられる。
中学高校時代に、あこがれを貯金しておくことは大切なことなんだ。いやな思い出をためるよりも。 やりなおしたいと思うよりも、あこがれをためていったほうがいいと思う。
英語のようにできなかったことも、あこがれていれば人生どうかわるものか。
うまくできるできないと言うこと以上に、人生を豊かにしてくれる。
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