お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Thursday, January 19, 2012

時代を作る

JAZZの巨匠や、そうでなくてもひっそりとコットンクラブで演奏しているおじいさん達、またはマーサグラハムで教える先生方。いずれもみな、時代を作ってきた人達だ。
時代を作るとは、新しい価値を作ったり、流れを作る事。
世の中移り変わっても、関わった人の中には宝が残る。

なぜ作品作りにチャレンジしなさいというのか

技術は本に書いてあることを理解すれば得られるように思う。
実際はそのとおりにやってみて、自分の作品を作るために利用して、思ったとおりに行かない場面を経験して、いろいろ試して、やっと問題解決の力がつく。その時、本当に技術を得たといえるのだ。
自分で作品を作り、発表する回数が多い人は、問題解決の出来る人に近づく。

作品を発表すること。発表の場はたくさんある。コンテストやオーディションに参加することでもいい。相手の課題に対して自分の価値をアピールすることは、作品つくりと変わらない。自分でYoutubeに出すことでもいい。

遠くの進路を照らす

3人の子供たちが世間一般に言われている「有名大学から大企業」のコースから程遠い道を歩いているように見えても、いい選択をしていると思っている。
そして今の道を歩みながら3つの力を身につければ、世間の荒波の中でひとり立ちしてゆくのに役に立つだろう。

ひとつめは「流れを作り、引き寄せる力をつける」
そうすればたとえ失う状況になっても、また日が昇る。

ふたつめは「コンピューターではできないスキルを身につける」
そうすれば途上国の強力なライバルにも負けない。

みっつめは「うつにならないための、周りの人にとりこまれない判断力と勇気」
自分の人生を大切に。これから周りには、ほめて利用してつけこんで、逃げられないように君の自由を奪うわがままな人がでてくるだろう。意思を伝え、切り分けて、ルールに合意すればよし。そうでなければたとえ決裂しても、ストレスにならないようにする。そうすればきっと、未来の君の家族に幸せをプレゼントできるだろう。

クララの舞台への憧れとチャレンジ。若い今、一番大切なのは強いモチベーションと、助走からチャレンジを続けていくこと。苦しいだろうけれど、道は間違っていない。
ヨセフのクリエイターへのチャレンジ。作品を作り続ける。君のセンスと判断は悪くない。仲間の力を借りて、対等に行くがいい。
ルカの留学へのチャレンジ。待ち受ける多くの「王様に殺される」場面。自分という芸術作品を作り続ければ、きっと回りにも希望を与えられる。

記録か作品か

記録ならビデオ編集いらない。とりっぱなしでもいい。3場面あったら、ぜんぶそのまま載せるだけ。司会者の解説も入れておく。ホームビデオ状態。関係者以外は冗長すぎてあきるだろう。
作品ならビデオ編集。それ自体が別の芸術。あとで見やすい索引と、魅力的に見せるカメラワークに切り替え。司会者の解説はいらない。どうせ原稿を読んでいる。CDならライナーノーツとして文章で曲名と解説をジャケットの裏に載せること。またはテロップ。名曲アルバムみたいに。この場合、集中できないので歌っている様子もいらない。イメージや風景がいい。

ヨセフの判断は正しい。