お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Saturday, May 19, 2007

デジタルラジカセってないの?

あった。これでラジオ英語講座を録音して、iPodで聞ける。

1週間待ったよ

「ルカ、SDに録音できるラジカセ買おうと思うんだけど、どうかなあ」とお父さんが言った。
「1週間考えたら?」

ものを買うときは1週間待って考えろ。それが本当に必要だと思ったら買えばいい。おじいちゃんの言葉。君は覚えていたんだね。
お菓子を買って、すぐにお小遣いがなくなる君だと思っていたのに。一本取られた。

広げるときと収束するとき

潮の満ち引きのように、いろんなことに興味を持ってやり始める時期と、その中の選んだものをずっと深めてゆく時期があるね。

いろんなことがどんどん広がる時期。まずやりたいなあってぼんやり思っていたり、やらなくちゃと思いながら、なかなか複雑そうで手がつけられない予兆の時期があって、ちょっとしたきっかけで一気にはじめる。そのきっかけは朝という時間だったり、友達の一言だったり、隙間の時間だったり。

収束してゆく時期。ひとつのことを選択しても、その深さがとても魅力的に思ったとき。十分時間を使う価値があると意識したときが予兆かな。

そういった助走の時期とリズムを自分で演出できるといい。日曜日は夕方から切り替えていかないとね。急な運動はストレスになるように、急な切り替えは気持ちの混乱を招くようだ。
それから広げるときの集中力と、収束するときの集中力があるようだ。至福の時間だね。

小さな名誉回復

クララ。君のバレエの教室での名誉回復に、何も力になれなかったお父さん。無念だった。
江戸の敵は長崎で討つ。長い時間の流れの中で、より大きくなってくれ。からを破った人間は、もっと強い。より大きな世界で、磨いていってくれ。

住む欧米人と居る日本人

アフリカにボランティアに来ても、しっかり家財道具をそろえて、寝室は特に大切にするのが西洋の人かな。
仮の住まいだから、そろえるものも最低限。飾りつけもあまりしない。機能を重視して電気製品だけは持ってくる。これが日本人かな。

「住む」と「居る」の違いは、どうして生まれたんだろう。

回り道を付き合うのが親

ルカと子犬。ずーっと追いかけっこをしていた。暗くなるまで、いつまでもいつまでも見つけた子犬と追いかけっこをしていた。

ヨセフとプール。更衣室でどうしてももっとプールで遊んでいたいと泣いていた。また着替えてプールへ連れて行ったら、ものの1分もたたないうちに、「あーたのしかったね」と言って、プールを後にすることになった。

君たちの小さいころのお話。だけどお父さんは思う。これは大きくなっても同じ。信じて回り道を付き合うのが親だと。

Thursday, May 03, 2007

冒険旅行と予防注射

旅は人を成長させるけど、同時にリスクももたらす。
どんな予防注射が必要だろうか。
まずは友達や親戚の家に泊まりに行くのがいいかな。

留学のすすめ

クララへ。
君の夢を実現する場所が日本に無いから、お父さんは留学を奨めた。今までに無かった環境へ身を置くことは、君の気がつかなかった能力も引き出してくれるはずだ。

観察すること、自分をしっかり持つこと、異なった立場を理解すること、自分の正しいと信じたことを伝えるスキルと勇気をもつこと、予測すること、リスクに備えること、常に動機付けを自分にすること、楽しむこと、喜ばせること、驚かせること、他の人の輪に飛び込んでゆくこと、静かな時間を持つこと。

お嫁入り道具の代わりだ。