お父さんからの伝言

夕食の食卓を囲んで、おとうさんが家族にするような話を書き残してゆくブログ。 家族の歴史。

Monday, August 07, 2006

時価のすし屋とお稽古事

クララへ
バレーのレッスンに価格表ってないよね。1次受かった人の特別なレッスンやお礼、車代などはそれこそ特別なことだから。毎年あるけれどね。
普通の商売だと、規格品の同じものがないとき、たとえば家を建てるときは事前に見積書をもらって、高いやすいを判断し、お互い納得して発注する。納得できないときは相見積もりをほかの業者から取るわけだ。
お稽古事では、先生と生徒は信頼関係で結ばれていると考えられているので、見積取るのが失礼に感じる。そこで余計に気を使うわけ。お金のことはなかなか言い出せないよね。でもこれ、インターナショナルじゃない。メニューに書いて表示していて、決めてある料金以外一切いただかないチェーン店が、安心して入れるわけ。病院も似ているね。

昔すし屋のメニューには、「時価」としか書いてなかった。値段が書いてないお店が多かった。すし屋自体も、お金のありそうなお客かどうか、人を見て請求していた。だから気軽に入れなかった。 高い値段を請求されるかどうかわからずに食べていてもおいしくないよね。
その点回転寿司は、食べるものも自分の目で確かめてから選べるし、お皿で料金も分かる。だから大流行。「ネタが悪い」などと、昔ながらのすし屋さんが回転寿司にけちを付けても、値段表のないすし屋さんは今の時代、どんどんさびれてゆく。

日本のバレーのお稽古は、世界の常識から見たらおかしいよ。相撲部屋とおなじ。オリンピックじゃない。だから広い世界で活躍するようになって、バレーの世界も変えていってくれ。

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